母が、おなかがゆるいと言い出した。
よくよく聞けば、ここ数日、緩かったそうで。
今日は、かなりピンチのようで、私に言ったのだった。
まったく、ぎりぎりまで我慢するから、あとで面倒になるんだよなあ。
まあ、母は母なりに、ちょっとしたら治るかもと思っていたらしいのだが。
年寄りの下痢は、危険だ。
脱水症状になるかもしれないじゃないの。
私は、慌てて、いつものかかりつけの医者に連れて行った。
今日は、主治医の先生はお休みだけど、どうにかなるだろうと思って。
受付の方は困った顔をしていたが、結局、もう一人の先生が診てくださって、
脱水が怖いから、点滴していきなさい、ということになった。
点滴、2時間。
待合室で、ずっと座っていたので、腰の痛みがぶり返して来た。
あ~~あ。
また、整形で、腰に注射かあ~~~~。
点滴が終わって、もう一度、先生にお話を聞く。
先「おなかが緩くなるのをこわがって、水分、採らないのだめだよ。
明日も点滴にいらっしゃい。
夜は、暑すぎないようにクーラー上手に使ってね」
私「先生、母は、私が何度言っても、クーラー使いません」
先「お母さん、ちゃんと、クーラー使ってね」
母「はい」
わが家は、両親の部屋(今は母だけ)にクーラーはない。
家を建てる時、昔の人だから、クーラーなんかいらん。とか言って、つけなかったのだ。
その後、何回か言っても、「いい、いらない。なくてだいじょうぶ」
と言い張り、いまだにクーラーなしで、夜を過ごしている。
私は、母に、暑い夏の間だけでも、クーラーのある居間で寝なさいよ~~って毎年言っているのに、
頑固な母は、私の言うことは聞かなかった。
でも、今夜。
「お布団運んどくね~~」
って言ったら、
「は~~い。よろしく」
と素直なお返事。
まったく、数年間、私が言い続けた「クーラーの部屋で寝ろっ!」
を無視し続けたくせに、
点滴しなくちゃならなくなって、
医者にもクーラー使えって言われたら、
この変容。
なんだか、ちょっと、面白くないけど、ま、いっか。
結果オーライで。
さて、明日も、点滴してもらいに行く。
私の腰を、どう休めようかなあ。
頑固な年寄りは、意地はって頑張っているときは、偉いなあと思うけど、
こういうときの頑固さってのは、いただけません。
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