暑かったあ。
松屋銀座まで、「萩尾望都 ポーの一族展」を見に行ってきました。
一人で出かけました。
友人Aは、興味ないといい、友人Bは少年漫画しか読まなかったから知らないといい、友人Cは、知ってるけどわざわざ行くほどのファンじゃないって。
だから、一人で出かけました。
遠い銀座まで、この暑い中、わざわざ出かけました。
体力に自信はなかったけれど、動けるうちに行きたいところに行くべし、と思っているので、出かけました。
車中気持ち悪くなったらたいへんだから、できるだけ各駅に乗りましたので、松屋まで結構時間がかかりました。
展覧会は、大盛況でした。
アラカン大集合って感じでしょうか。
もっとお若い方々もたくさんいらっしゃいましたが、見たところ中心はアラカン世代のように感じました。
あらま、平日昼間なのに、やっぱりアラカンおばさんは時間があるのねえ、なんて感心してしまいました。
じっくり見たので、2時間もかかりました。
疲れちゃったあ。
でも、行ったかいがありました。
素敵でした。
入り口を入ったところから、すうっと望都さまの世界に入ってしまいます。
原画を間近でじっくりとみられる幸せ。
ていねいに細かく描き込まれた原画。
とても人間の手の技とは思えません。
線がきれい。
生き生きとした描線。
小さな点描。
細い細い線で描かれたバラの花。
うまく言えないのがもどかしいですが、とにかく、素晴らしかったです。
やはり、望都さまは、天才です。
美しい原画の数々。
どの原画を見ても、ああ、あの場面だ、あのセリフだ。
覚えているもんだなあ、とわれながら感心しました。
まあ、何回読んだかわからないほど、手元にある本は擦り切れてますものね。
覚えていて当たり前かもしれない。
20歳前後で、こんな美しい絵を見せてもらえた私たちは幸せだったなあって。
ストーリーも魅力的だし、構図も工夫されていて、だから何回も手に取ってしまう物語なんだなあって、改めて思いました。
デビュー作から見ている私は、ずうっと展示された絵を見ながら、読んだ当時の自分や友人のことを思い浮かべたりもしていました。
いい時間でした。
もしも行こうかどうか迷っている方がいらしたら、ぜひ行ったほうがいいわよ~~と言いたいです。
萩尾望都さま、内田善美さま、水樹和佳さま、この方々の美しい絵と、感受性がまだ豊かだったころに出会えて幸せだったなあ~~~~。
と~きょ~のひとは いいなあ、ちかくで こういう すてきな てんらんかいが あってさあ。
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