病院に行く時の出来事です。
駅でバスを待っていました。
車いすの方が、待ってらっしゃいました。
バス待ちの間、少しおしゃべりしました。
見知らぬ人によく話しかけられるようになったのは、
おばちゃんになった証拠です。
バスが来たので、
お手伝いしましょうかと尋ねたら、
運転手さんが上手に乗せてくれるから大丈夫とのこと。
そばで、じゃましないよう気をつけて、見守ることにしました。
バスが、目の前に止まり、運転手さんが下りてきました。
さっそく、乗り込み口のところに、車いすスロープを用意してくれました。
床の下の方から、板を引き出して、固定していました。
そういう仕組みになっているのね、初めてちゃんと見ました。
無事に、車いすの方も乗り、
後から他の乗客も乗り込みました。
座席は埋まり、立っている方も10人くらいいました。
出発用意、運転手さんが車いすスロープをしまいます。
ところが、運転手さんがいくらがんばっても、
車いすスロープは、動きません。
何度やっても、動かないのです。
どうしたのかなあと、状況が分からず、見ていたのですが、
後ろの方から、こんな声が聞こえてきました。
客・あ、客が乗ったから、車体が重さで下がって、
スロープがしまえなくなっちゃったんだ。
客・運転手さん、私たち、降りましょうか。
客・運転手さん、手伝おうか。
運・いや、私が不慣れなので、手間取ってます。大丈夫です。
客・でも、大変そう。やっぱり、降りようか。
運・いや、ちょっと待ってください。そうか、車高か。
彼は、運転席の方に一度乗り込み、何かしていました。
そして、もう一度、車いすスロープをしまうことにチャレンジ。
今度は、車いすスロープ、うまくしまえました。
運・車高高くしてみました。お待たせしました。
という一幕がありました。
車いすスロープが、見事、しまえた時に、バスの中に、小さな拍手が起きました。
出発時刻に少し遅れたけれど、
走って慌てて来たひとも乗れたからよかったのかも。
早くしろよう~~~、なんて声が、全く出なかったわが街の住民。
うれしかったなあ。
私は、いい街にすんでいるなあ。
こういう、ちょっとしたところで、あったかさがわかるよねえ。
いい気分で受診したので、結果も良好でした。
少しづつ、元気になってるな、私。
★★今日もおいでいただき、ありがとうございます★★
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