三か月ぶりの集まりがあった。
おしゃべりのネタがたまる丁度良い間隔かもしれないなあ。
楽しみにしているおしゃべり会の一つ。
会が始まるのに、一人、来ない。
あれ、どうしたのかしら。
あの人、うっかりさんだからなあ。
多分、忘れちゃったんでしょ。
でも、何かあったら、大変だよねえ。
入院してるとかさ。
親切な一人が連絡を取る。
なんと、こんな返事が返って来た。
「あ、忘れちゃった、今、別荘に来ているの」
う~~む、お金持ちめ、優雅じゃないの。
悪気はないので、忘れちゃったことは許すとしよう。
やっぱり思った通りねで、済んでしまう彼女のキャラは、貴重。
似たものどうしの集まりだから、気にならないの。
そうして、電話で話しているうちに、
「新聞止めるのも、忘れちゃった」
などと、言い出す。
それは、まずいんじゃないかしら。
かなり、まずいよ。
新聞、あふれてるよね。
留守を知らせているようなものよね。
Aさんと2人で、帰りに、彼女の家に行く。
泥棒みたいに、扉を開けて、庭に入る。
門扉にカギはかかっていなかった。郵便受けから、たまった新聞や郵便物、宅配不在票を取り出して、
家が近いAさんが、預かることに。
「宅配の不在票まで、入っていましたよ。
新聞もあるから郵便受け、満杯でした。
門の扉の鍵もかかっていなかったですよ」
そうしたら、なんと、
「え~~、門の鍵?
そんなのあったっけ?
かけたことない」
「ありますよ、鍵穴ありますよ」
「知らなぁい」
まったく、おおらかです。
そう言えば、彼女は、以前、泥棒に入られたって言ってた。
大丈夫かなあ。
今回も、長い間、留守って、丸わかりだったけど。
みんなあ、夏の旅行、計画してますか。
長期の留守のときは、新聞止めるのお忘れなく。
泥棒って、どうして、泥の棒なんだろ。
どういう意味なのかなあ。
どうでもいいけど、ふと、?が浮かんできた。
語源が分からないで使っている言葉なんて、いっぱいあるもんね。
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