地元のデパートで、靴を見ていた。
愛用のアラヴォンというブランドがなくなってしまったので、
次の靴をどうしようかなあって思っていて、あちこちを覗いていた。
ピンと来た。
靴も、出会いである。
これは、脚に優しそうな靴ではないの。
それでいて、がっちりしすぎてなくて、ちょいとおしゃれな感じ。
靴を選んで腰痛から解放された経験から、
「靴にだけはお金を惜しんではいけない」
と昔から思っているので、
この靴は年金生活者にとっては、ちょっとお高いけれど、
脚の健康のため、しいては、膝腰のためにも、よい靴かもしれない。
そう思って、そこの靴を眺めたり触ったりしていた。
買い物は、人との出会いでもある。
その方の熱心さ、プロ意識、私の個性をつかむ聡さ。
相性。タイミング。
そんなことが、買い物にはついてくる。
お金を払って品物を受け取るというだけじゃないのがほんとうの買い物。
ただ買うんじゃなくて、人とのやりとりが大事。
特に、靴は。
そして、ラッキーなことに、お店の方を、独り占めできた。
平日午前中のデパートは、まあ、そんなにお客さんはいない。
「靴は、時間をかけて買うべし」
そんな風に思っている私にとっては、
ほんとうにほんとうに、ラッキーであった。
知りたがり屋の私は、お店の方とおしゃべりを始めた。
質問をたくさんしてしまった。
その方、普段はそこにいなくて、この日は、特別派遣されていたようだったから。
質問するなら今だって思ってしまって。
それに、脚と靴のプロみたいだったから。
ただ売るのではなくて、個々の脚に合わせて調整する技をお持ちのプロだったから。
理想の歩き方。
靴を選ぶ時の観点。
最後には、自分の歩き方のよくないところを、率直に教えてください。
と、歩き方の調整・アドバイスまで求めてしまった。
あくまでも、意欲的な客でしょう。
われながら、この図々しさに呆れもするけれど、
ほら、小学生で国会議員さんに電話するくらいだから、こんな会話は平気なの。
tyanomadeosyaberi.hatenadiary.jp
彼女も、プロの技の見せどころとばかりに、
私の購入した靴の中敷きをいろいろ工夫して、
悪い歩き癖を補正するように、中敷きで底を整えてくださった。
履いてみると、外に流れていた私の右足の具合が、まっすぐに立つようになった。
右足を以前捻挫したので、それをかばうように足の外側に体重がかかっていて、
そのねじれを左足がカバーするように歩いていたので、
結果、左足の付け根あたりが、痛んでいたようだ。
右足の調整で、左足もよくなりそう。
だって、その調整された靴を履いて立っただけで、今までより背筋が伸びたもの。
少しずつこの靴によって、歩き方が修正されたらいいなあ。
彼女によると、歩き方で、ずいぶんと膝や腰の長持ち度が違うそうだ。
私の、膝・腰も、長持ちするといいな。
まずは、右足の足裏の着地の仕方を注意して歩こうと思う。
このことは、以前、整骨院の先生に言われた
「足裏全体を使うように、気をつけて歩いてね」
と、一致している。
誰が見ても、私の歩き方、少しおかしかったんだなあ。
足裏の全面が同時に着地するのって、難しいけど、やってみる。
足裏全体をついて、土踏まずを意識して、
親指で蹴り上げる。
そんなことを意識したらいいらしいです。
歩くときに、足指の活躍、意識してなかったな。
でも、つま先着地がいいとか、かかと着地がいいとか、ネット上にはいろいろな意見が出ています。
どれが正しいかわからないので、今は、信頼している行きつけの整骨院の先生の言う通りに歩こうと思います。
歩き方を真剣に考えないでこの年まで来てしまったことを、不安にも思い、後悔もしています。
おかしな歩き方を何年も積み重ねて来てしまったので、これから、頑張って修正しなくちゃ、明るい元気な老後のために。
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