氷壁、八甲田山死の彷徨、聖職の碑、などを若いころ読みました。
とても感動したのを覚えています。
武田信玄、勧められて読みました。
だから、新田次郎さんは、山岳小説・歴史小説を書く方だと思い込んでいました。
今回、この本を、知人に勧められて読みましたが、新田さんがこういう小説を書くのが意外でした。
自分のお孫さんに、「おじいちゃんが書いた少年小説だよ」って言える少年小説を書きたいと思って、書いたそうです。
両親を海の事故で亡くした小学6年生の、紫郎が主人公です。
紫郎は、海が好きで、海の音を聴くのが好きで、海を見るのが好きで。
そんな彼の冒険譚です。
両親の死の秘密とか、暗号とか、謎の人とかが出てきて、とっても面白いです。
海から聞こえる母の声とか、金塊とか。
冒険心をあおるもの満載です。
とっても、おもしろかったです。
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