地元の銀杏もきれいになりました。
散歩に行って、臭いのを我慢して、散歩をしました。
ぎんなんは、おいしいけれど、
地面に落ちてつぶれたときの匂いは、勘弁してもらいたい。
母の通院に付き添っていったときのこと。
相変わらずの待ち時間の長さ。
私は文庫本を持って行くからいいんだけれど、
母は、本を読まない。
だから、手持無沙汰で飽きてしまうのです。
仕方がないので、待合室の絵本を冷やかそうと思って、
本立てを見ました。
ポケモンを探す絵本がありました。
ウォーリーを探せみたいな本。
母と一緒にやることにしました。
1ページ目。
1匹は見つかったけど、あとの2匹が見つからない。
え、子供の本なのに、この私が見つけられない?っと
それって、まずいんじゃないか?
うん、かなり、まずい。
3匹見つけなくちゃいけないのに、1匹しか見つけられないなんて。
背筋がひんやり~~~。
心の中では焦りまくっているのに、
何気ない風を装って、
目を凝らして絵を隅から隅まで見るけど、
見つからない。
余裕をぶっこいている場合じゃないっ!!
自分がボケたのかと、怖くなってきた。
こんな難しい絵本を、老人がたくさん来る待合室に置いといていいのか?
なんて、お門違いのいちゃもんを心の中でつぶやき、
母に、恐る恐る聞いてみる。
「母さん、見つけられた?」
母も1つしか見つけられないという。
そうか、アラカンとアラ卒と、同じボケ具合?
いやだなあ。
検査した方がいいかなあ、頭も。
そう落ち込むだけ落ち込んで、
絵本の隅っこを見る。
あれま、ページがおかしい。
そうなんです。
あんまりきれいにとれていたからわからなかったの。
1ページめだから、右のページだけで、
見開きじゃあないと思っていたの。
でも、よくよく見たら、ページが抜けていたのです。
本の後ろの方をぱらぱらめくると、
破け落ちた最初の見開きの左半分が、挟んであったのです。
それを、元に戻して、再度、ポケモンの2匹を探すと、
ありました、ありました。
よかったぁ。
見つけられないほどのボケは、始まってなかったんだ。
ページ抜けに気が付かない程度のボケだったんだ。
いくらか、マシですよね、後者の方が。
最悪のボケでなくて、よかったなあ。
いくらか落ち着いて、診察室に入れました。
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