母の通院の付き添い。
その帰り道。
踏切を渡ってから、おしゃべりしつつゆっくりと歩いていた私たち。
前から、ベビーカーを押したパパさんらしき人が来ました。
私たちとベビーカーが近づき、3mくらいになりました。
道の向こうのベビーカーから、なんと、赤ちゃんが手を振ってくれているのです。
にこにこして、手を振ってくれているのです。
なんて可愛いんでしょう。
見知らぬお婆親子に向かって、満面の笑みを浮かべて手を振る赤ちゃん。
か~~わいいです。
連れて帰りたいくらい。
私たちお婆親子は、なんだかとっても素敵な気もちになりました。
ところが、そのかわいらしいしぐさを、パパさんは、見ていませんでした。
彼が見ているのは、我が子のしぐさでなくて、スマホの画面。
忙しいのね、たいへんね。
一緒にいるときに、我が子でなくてスマホか。
あんな可愛い時期なんて、そんなに長くないのにねえ。
パパさん、かわいそうだな、こんなしぐさを見逃して。
そんな風に思いながら、可愛い赤ちゃんを見てなごんだ気分で帰って来たのでした。
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