茶の間でおしゃべり

日々あれこれ思うことを書いています。気ままなおしゃべりを聞いてください。体調不良のときもあるけれど、それなりに自分のペースで生活したいと思っています。

読書記録 「慈雨」 柚月裕子 著 

慈雨

柚月裕子 著

集英社  

2016年10月発行 

を読みました。

 

ここのところ、の読書環境は‥‥‥

図書館に予約していた本が、一気に、つぎつぎに順番が来てしまって、

読書計画、がたがたになってしまっています。

手持ちの本の読みかけがいくつもできてしまいました。

それはそれで、キモチワルイ。

でも、借りた本から読まないと、ということで、

少々丁寧さに欠ける読書をしてしまっています。

作者の皆さま、ゴメンナサイです。

手元に図書館の本があと2冊あって、図書館にも「あなたの番ですよ~~」の本が2冊。

いつもながら、うれしい悲鳴です。

 

そして、冬ごもりから顔を出しつつある私に、

友だちからの「もう出てこられるでしょ」メールがいくつか来て、

これまた、うれしい忙しさ。

ますます、猛スピードで読んでいます。

とりあえず、借りた本は、読む。

面白かったら再読する。

この後の数冊は、スピード読みになってしまう予定です。

 

本題に入らなくちゃ。

 

慈雨。

かっこいい題名です。

本も、ジャケ買いっていうのがあるそうですが、

この本は、題名買い、かな。買ってないけど。借りたのだけど。

あとね、帯に、

本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10

とか、

今年度№1 警察小説

とか書いてあって。

その言葉に、まあ、読んでも損はないだろうなと手に取りました。

この作者の本は、読んだことがなかったので、こういう情報から手に取りました。

 

お遍路さんをしながらも、過去の事件に関しての自分を許すことができない元刑事。

ひとつの後悔が、こうも人を苦しめるんだなあと。

誠実に生きようとするのは、つらいことも多いんだよね。

過去の自分を許せないかぎり、生きていくのがつらすぎる。

でも自分だけのことでは済まないし。

等々、元刑事の葛藤や後悔、勇気、いっぱい感じられて、よい小説だなと思いました。

残酷な事件なので、そこは好きじゃないけれど、元刑事の真摯な生き方、よかったです。

すばらしいことをした人生。

他人から褒められる人生。

人のために役立った人生。

なあんてことを目指すのではなくて、

みんながみんな立派でなくていいんだし、無理して人のためにならなくてもいい、

人はそれぞれ、その人自身に合った生かし方で生きていけばいいと思います。

でも、せめて人様に顔向けできないことだけはしたくないなあ、

自分に恥ずかしくない生き方したいなあ、なんて思いました。

誰かのためでなく、自分のために、背筋を伸ばして生きていきたいな。 

 

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