久しぶりに帰りが遅くなり、夜の電車に乗りました。
電車を待つ駅のホームでの出来事です。
友人とおしゃべりしていたら、
目の前におもしろいおじさんたちが登場。
ちょっとぉ。
私たちが先に並んでいるんですよ、なんて、言えない状態。
思わず、後ずさりしましたよ。1メートルくらいも。
よろよろ歩いてきた彼らは、いつの間にか、しっかりと肩を組んで、
ホームのラインのところに、支え合って立っているのです。
久しぶりに見たなあ、あんなに気持ちよさげに酔っぱらっている人たち。
もう、それはそれは微妙な絶妙な支え合い方なのでした。
ちょっとどちらかが、ゆらっとしたら、共倒れ確実。
後ろから押したら、とっても危険な状態。
そのお二人を、私たちは、思わず観察してしまったのでした。
すごいねえ、あの二人。
ねえ、どっちがマシな状態なんだろうねえ。
五分五分だったら、危険だよねえ。
右の人の方が、少し、正気っぽい。
電車到着。
左側に並んでいたのに、なぜか彼らは、よろよろと右側に寄り、
そこから車内へ。
そうして、うろうろした挙句、ドアの左側にあるシルバーシートに。
もう、だから、最初から左側から乗ればよかったのにね。
オジサンたちは、気持ちよさげにおしゃべりし、
降りる駅の相談。
少しマシな方の方が、送っていくよとか言っています。
え~~、どっちもどっちじゃん。
送れるのかしらね。
そんな様子を見ていたけれど、
まったくもう、そんなに酔っぱらわなくてもいいじゃん。
とは思わず、二人の笑顔がなんだか気持ちよさげに見えたのでした。
私たち二人は、なんだか、ダメな子を見守る母親気分になってしまったのでした。
よっぽどよい飲みだったんでしょうねえ。
幸せそうでした。
そりゃ、だれかにからんだり、けんかしたり、
車内をよごしたりなんかしたら、
酔っぱらいよ出て行け、
なんて思うだけですけれど、
このお二人は、
幸せをみせびらかすような酔っぱらいでした。
なんとか金曜日、の夜に出会った酔っぱらいさんたちでした。
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