「よれよれ肉体百科」
群ようこ 著
文春文庫
2018年2月発行
おなじみ、群さんのエッセイ集。
どの本を読んでも、外れなしの、群さんのエッセイ集。
電車の中で読むには、注意が必要な本です。
ほんと、笑ってしまいます。
ひとりで本を読んで笑っているおばさん、電車の中で見られたくない姿ですもん。
今回のエッセイ集は、なんと、衰え行く身体のあちこちについてのお話。
全身、どこもかしこも、衰えるのは当たり前のこと。
年齢を重ねるにしたがって、見栄えが悪くなり、使い勝手が悪くなり、調子が悪くなる。
それ、全部、あったりまえ。
いちいち落ち込まないで、笑いに変えてしまう、魔法の本です。
群さん、老いを笑いに変えてくれて、ありがとうっ!!!
もう、美的な衰えなんて、気にもならなくなってきた。
機能的な衰えはちょっと困るけど。
身体56か所の、衰えの数々。
開き直ればちっとも怖くないって、わかりました。
還暦過ぎた皆様、うじうじしてないで、これを読んで、笑い飛ばしましょう。
お若い方々、いずれ、あなたもこうなります。
覚悟していたい方は、読んでみたらいかがでしょう。
最近、母親が理解できなくなってきたって思っている若い方、
お母さんも、いろいろと大変なんだよって、わかるかも。
最近の「忍び寄って来た老い」に暗く成り勝ちは人には、
気持ちを明るくしてくれるという点では、必読書。
私がいちばんびっくりしたのは、「中高年になると鼻の下が伸びる」っていうお話でした。びっくりだよ~~。
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