「90歳。何がめでたい」
佐藤愛子 著
2016年8月発行
かなり売れていたのにね、今頃読みました。
佐藤愛子さんの本は、何年ぶりに読んだのかな。
以前、いつ読んだか思い出せないくらいです。
相変わらずの、愛子節が、気持ちよい。
こんな90歳になってみたいものだわ。
本の題名の付け方も、キャッチ―で、うまいなって、思いました。
どこを読んでも、愛子先生が怒っているのを、そうだそうだ、そうだぞう~~、って思って読んでいるから、とっても気もちがいいの。
こうして怒れる人、本人も、気持ちがよいでしょうねえ。
私って駄目な人間なんですぅ、って言ってる人には、
「駄目だと思うなら、その駄目さを駄目でなくせばいい」
「いいたいことをいえばいい」
「いえなければノートに書くんです。そうすれば、発散して軽くなる」
自分の弱さと戦え、闘わないで嘆いているのは甘ったれだ!
なんて、気持ちがよいのでしょう。
言いたいことを直接本人に言えな人には、
「気弱」なんてものじゃない。「怠け者」だ。
そのほか、
思い出のドロボー
平和の落し穴
覚悟のし方
が、気に入りました。
佐藤愛子先生は、尊敬するが、自分にはなれない。
自分にはなれないから、この人の本を読むと、わははとなんでも笑い飛ばす元気をいただいた感じになるのかな。
「100歳。何がめでたい」も読みたい。
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