母の代理で、叔父のお通夜に行った。
棺の中の叔父に会った。
叔父の顔は、きれいで、優しげで、眠っているようだった。
叔母とご飯を食べて、少ししたら、ふうっと去ってしまったという。
苦しむことなく、向こうの世界に散歩に行っちゃったよ、って叔母は言っていた。
普段の親戚付き合いは、叔父叔母の葬儀には参列するも、その他は母任せ。
数年おきにあった叔父叔母の葬儀も、母のお供だったので、ぼんやりしていて大丈夫だった。
だが、今回は、母なしでの参列。
何年振りかに会ういとこたちが、だれがだれだかわからない。
そもそも、母は10人きょうだいなので、従妹の数は、20人を超える。
叔父叔母はもちろんわかるけれど、いとこのみなさんは、もう、誰が誰だか、謎。
そして、その奥さんや旦那さんとなると謎だらけ。
その下の代となると、わけわからん。
その高校生は誰の孫?
そのきれいなお嬢さんは、誰の子?
もう、親戚っていったい何人いるのかしら。
母のきょうだいとその代理人が残る通夜振る舞いの席で、
お寿司をつまみながら、
叔母や叔父としゃべりながら、
叔父叔母の代理で来ている謎のいとこたちを眺める。
どことなく叔父叔母に似ている人は、推察してだいたいわかる。
でも、わからない人の方が多い。
なんだかとっても落ち着かない時間だった。
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