母が退院する。
おなかの調子が戻ったので、もう点滴不要になったから。
母は、それを聞いて、すぐその日に退院する気で喜んだ。
でも、そうはいかない。
色々な手続きやら書類の準備やら、薬の調整など、なんやかやで、即日退院とはいかない。
退院して、家に戻ったら、
入院中に見つかった不具合があるので、
大きな病院に行かねばならない。
また検査かあ。
ここでやった検査、同じようなの、またするんだろうなあ。
結果によっては手術が必要かもしれない。
体力と相談しながらの治療になるんだろうなあ。
お盆の時期なのに、次の病院に受診に行かねばならない。
母を連れて、タクシーでお出かけだ。
どうせ、待たされて、初診担当医がちょこっと診察して、
次の検査の日を決めて、
また行って。
検査の結果が出てから、専門の先生の出番。
まったく、大学病院て、面倒。
すぐに専門医が出てくればいいのに。
「退院したら、母さんと病院に行ってくるから」
そう2階の弟に言ったら、
「なにも孫が帰ってきて泊まる次の日に行かなくても」
なんていう。
泊まったって、昼間はお2階さんだけで食事や買い物に行ってしまう癖に。
お盆で姪っ子たちが帰って来たって、夜はおしゃべり楽しむけれど、
昼間の母と私にゃ無関係だもん。
家にいようが病院に行こうが、2階には、なんの影響もない。
弟は、自分の親が病院に行くのに、帰省した子供や孫と出かけることに、後ろめたさがあるんでしょう。
すっきりした気分で楽しめないから、嫌なんでしょう。
でも、それって、自分の気もち優先してるだけじゃん。
一刻も早く、医者にかかりたいっていう母の気もちは置き去りじゃん。
じゃあ、子供たちとの買い物なんか出かけないで、母親を病院に連れてけよ。
だよなあ。
いっぱい母親に世話かけたくせにさあ。
半年ぶりに帰省する子供たちにサービスしたいんでしょう。
その気持ちもわかる。
姉として、全く責めちゃいませんとも。
素直に、
「俺、子供たちと出かけるけど、母さん頼むね」
って私に言えばいいじゃん。
その一言で、いいんだけどなあ。
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