茶の間でおしゃべり

日々あれこれ思うことを書いています。気ままなおしゃべりを聞いてください。体調不良のときもあるけれど、それなりに自分のペースで生活したいと思っています。

それ、図書館の本だよ

 

図書館に本を返しに行ったときのこと。

頼んでおいた本も無事借りることができ、その後いつものパトロール

何を探すでもなく書架の間をふらふらと本の背表紙を見て回る。

たまに、予想外の本との出会いがある。

私にとっては、至福のひととき。

図書館に住みたいくらいだ。

夜中にも図書館で自由に本が読めたらなんて考えると、

なんだかわくわくしてきませんか。してこないかな。

そうして書架の間の徘徊も終わりに近づいたとき、

目に止まったのが年賀状の書き方の本。

いくつか似たようなお手本本があったので、背表紙を眺めていると、

「あ、ごめんなさい」

書架の前にしゃがみ込んでいた高校生くらいの女の子が声を掛けてきた。

そうして、しゃがんでいる位置をずらしてくれようとしたので、

「あ、だいじょうぶですよ、そのままで。じゃまになってないです。

 私はこっちの書棚眺めているので」

と答えたら、

「何探しているんですか」

「年賀状の本よ」

「そうかあ、年賀状ですか。書かないなあ。書くんですか。」

せわしない話し方だが、嫌な感じの子ではなかったので、

「うん、書くのは面倒くさいけど、もらうしね、書かないと相手に失礼だから」

なんて、会話になった。

そして、彼女は、

「すみません、突然話しかけちゃって。

 あっ、私ったら、だめだなあ、まだ借りる手続きしていない本、

 鞄に入れちゃった。なにやってるんだろう。あ~~すみません」

と言いながら、本を4冊も5冊も布バッグから出した。

 

?????え?????

 

かなりのうっかりさんなのか、彼女は。

 

なんだ、この流れ。

彼女は、本を、借りる手続きしないで持ち帰る気だったのか。

それを、私が、後ろからみつけちゃったと思ったのか。

この慌てぶりは、そういうことか。

それとも、黙って持ち帰ると誤解されたと思ってどぎまぎあせっちゃったのか。

私は、後者と思いたかったので、

よくわからなくなった状況ではあったが、

「大丈夫よ、突然話しかけても。おばちゃんは、そういうの平気になるんだよ。

 よかったね、そのまま外に出ないで。出口でブザーが鳴っちゃうよ」

なんて返答をしてしまった私は、けっこうヌケサクぼんやりおばさんだった。

 

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