朝、テレビを見ていたら、キッチンペーパーで簡易マスクを作る方法を紹介していた。
ふ~~ん、なるほどね。
いや、どこかで、見たような‥‥‥。
記憶の糸を手繰れば、出てきた出てきた。
あれは、小学校の高学年の頃。
トイレ掃除の当番の時。
当時のトイレは、もちろん、ボットントイレ。
臭う。臭い。
バケツに水をくんで、雑巾をゆすいで。
寒い冬でも、トイレ掃除の水拭きは、やったぞ。
偉かったなあ、小学生。
そうそう、なんか、白い液体の薬を撒かせられたこともあった。
今思えば、子供に薬を撒かせていたなんて、危ないなあ。
昔の先生は、のんきこの上ない。
ま、とにかく、トイレ掃除は、臭気との闘いだったわけで。
私たちは、しっかり掃除をするために、
マスクを作って使ったのだった。
ちり紙(ティッシュペーパーなんておしゃれなものではない)を使って、
輪ゴムとホチキスで、マスクを手作り。
今朝テレビで紹介していたことを、50年前の小学生の私たちは、
すでに、実行していたのだった。
今の柔らかいティッシュペーパーと違って、
当時のちり紙は、しっかりしていたので、マスクとして役に立ったのだ。
そんな工夫をして、トイレの床の水拭きまで完璧にしていた私たち小学生。
もちろん、素手ですよ、ゴム手袋なんか、あっりませ~~~ん。
その私たちに向かって、
自分は掃除もしないでうろうろしているだけの先生は、のたまった。
「そんなマスクなんか作ってないで、真面目に掃除しなさい」
小学生の私たちは、?????だった。
真面目に掃除しようとして、作ったマスクなのに、叱られた。
叱られたから、トイレ掃除ではもうマスクを使わない。
次に、昇降口掃除。
そうです、予想着いたでしょ。
昇降口掃除は、水撒きがあって楽しいけど、ほこりが舞う。
で、手製マスク。
また、先生により却下。
こうして、わたしたちの工夫は、叱られたままで禁止されたのだった。
今朝、こんな工夫ができるのよ~~って自慢げに放送されていたことと同じことをしたのに。
ついでに思い出しちゃった。
この先生は、太っ腹だった。
会計を、子供にさせたのだった。
当時の私は、お勉強がよくできた。
先生のおっしゃることは、よく聞いた。
で、学級委員なる仕事をしていた。
教材費の集金日。
集金袋を集める。
中身を出す。
小銭を、円筒状に揃えてわら半紙で包む。
その上に、100円玉、30個、とか書く。
集金の集計が終わる。
それを、なんと、近くの農協に持ってゆく。
授業中なのに!!!
私は、農協に行っている間の授業が、なんだったのか、後からも教えてもらっていない。
こちらは、どうどうと、授業がさぼれる。
農協に行って、手続きが済むまで、「家の光」なんていう雑誌を読んで待っていた。
手続きが長引くといいなあなんて思いながら。
しかし、今考えると、
この先生は、なんてことを子供にさせていたんだろう。
現金を子供に扱わせる。
授業中に農協に届けさせる。
大問題でしょ、今なら。
昔はのどかでよかったね。
こんなことしていても、誰も親も、文句言わなかったもん。
そうだ、この先生は、学力テストの成績順に座席を決めたり、
100点をとった子に、そうでなかった子のテスト直しの丸つけさせたりもした。
いやいや、それだけではない。
なぜか、臨海学校の時、うちのクラスに、先生の子供も混じっていた。
不思議な現象である。
知らない男の子を交えて、私たちは輪にってゲームをしていたっけな。
子供だから、すぐに仲良くなっちゃうし、一人くらい増えたって、なんてことないもんね。いい時代だったね。
朝のテレビの簡易マスクの放送で、こんなに思い出しちゃった。
まだまだ続くけど、ここらでやめときましょう。
午前中、押し入れの片づけをし、気分がよいので、おしゃべりが長くなってしまった。
お付き合い、ありがとうございました。
昼ご飯の準備をしようっと。
野菜をコンソメでことこと煮込み中。
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