ちょっとしたものを作るのに、90cm四方の薄いベニヤ板が欲しかった。
私は、車を持たない。
免許もない。
いちばん近いホームセンターまで、徒歩で、片道25分。
どうしようかな。
遠いよね。
‥‥‥
でも、行きました。
暇だし。
散歩にもなるし。
欲しいし、板。
動かなきゃ何も始まらないし。
作りたいと思ったら作らないと気が済まないし。
わが家から歩いて行けるそのホームセンターには、初めて入りました。
(ごくたまに行くホームセンターには、車で連れてってもらっている)
いろいろな資材があって、おもしろかったです。
工作好きな方にとっては、うれしくなる空間でしょうし、
業者さんのお仕事に使うものもたくさんあって、便利なお店ですね。
さて、ベニヤ板。
ありましたよ、ホームセンターだから当たり前ですけど。
けど、
重いじゃないですか。
そりゃそうだ。
よく考えてから行動を起こすべきでした。
だって、歩いて持ち帰るんですよ。
ベニヤ板。
馬鹿だな~~。
無理でしょ、これ。
持って帰るの、無理でしょ~~~。
来る前に気付けないのかな~~~~。
自分のアホさに呆れて、帰ろうとしたとき、
目に入ったモノが。
それは、
プラ段とかいうもの。
あら、これ、サイズもいいし、軽いし。
へえ、こういうのも、あるんですね。
紙じゃないから、強度もOK.
これ、買って帰ろう。
あらら、カラーもいろいろあるのねえ。
いい時代だわ。
(きっと昔からあるんですよね、私が知らなかっただけで)
めでたく購入して、
90cm四方のプラ段を持って、
お店の外に出ました。
風。
風が強いじゃないですか。
何なのでしょう、この風。
来るときは吹いてなかったのに。
あたたかい、お散歩日和だったのに。
びゅうびゅう風が吹く田舎道を、
90cm四方の板を持って、
あっちにふらふら、こっちによたよた。
狭い歩道を歩く私。
華奢じゃない私でも、風のあたる向きによって、飛ばされそう。
おお、これをうまく使えば、鳥人間か??
な訳、ない。
「それを運ぶの大変でしょう。
手伝ってあげましょう」
なんて、言葉は、だあれもかけてくれず、
かけられるのは、すれ違いざま、
「邪魔だよ、おばさん~~。はしっこ歩いて」
みたいな冷たい視線。
そんな視線と、強風を、跳ね返して
一生懸命歩いて帰ってきました。
もう、二度と、徒歩では買いに行かない。こういう大きい板。
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