トイレに、小さい暖房器具を置いている。
夜中にトイレが寒いと、母が心配だから。
その小さな暖房器。
ないよりマシ、な感じだが、それなりに働いている。
掃除をするときは、周りをささっと拭くだけ。
それで、ほこりは取れていると思うので、そんなに凝視したことはなかった。
昨晩、ふと、その暖房器具の吸い込み口に目が行った。
あらぁ。
こんなに綿ぼこりが詰まっているじゃない。
みっしり。
これじゃあ、空気を吸い込まないかも。
発見したら、気になって仕方ない。
明日きれいにしよう、という考えは、私には、ない。
トイレットペーパーをとがらせて、その綿ぼこりを採ろうとするけど、残念、取れない。
じゃあ、楊枝がいいか。
わざわざ楊枝を取りに行き、その綿ぼこりを、吸い込み口の細いところから掻き出す。
楊枝でほじほじする。
こういう細かいところの、ほじほじは、なかなかに面白い（そうでもない？）。
桟の隅っこにたまったほこりを掻き出したりするのって面白いでしょ。
歯ブラシじゃダメな狭い細かいところをほじほじ掻き出し掃除、好きな人多いと思う。
真夜中に、トイレで、ほじほじ掃除をしている私。
世界中で、夜中にトイレの暖房機のほじほじ掃除をする奴は、いないだろうなあ。
私は、貴重な人間かも、だぞ。
大事にしたまえ。
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