アラベ―の母。
あちこちの病院に行く。
私の最近の仕事は、通院付き添い。
月に、8回は、通院付き添いがある。
だから、病院ネタは、つきない。
先日の、とある病院の待合室で。
診察が終わって、会計を待っていた時の事。
何か、書類を渡したいらしく、事務員さんが、母に声をかけた。
事務員さん。
「お名前、うかがってもよろしいですか?」
母。
「はい、いいですよ」
事務員さん。
「‥‥‥‥」
母。
「‥‥‥‥」
母は、事務員さんが「お名前をうかがう」のを黙って待っているようだった。
事務員さん。
気が付いたのね、自分の言葉を母がどう受け取ったかを。
「お名前は?」
母。
「〇〇です」
後ろで聞いていて、あれまあ。と思った。
そうだよね、事務員さんは、「お名前を聞いた」んじゃなくて、
「お名前を聞いていいかを聞いた」んだもんね。
母よ、あなたの日本語感覚の方が、合っている。
合っているけど、ね。
こういう、回りくどい、おかしな日本語の使い方が、
世の中にはびこっているんだよ。
私だってさ、
よく笑い話にあるけど、
「こちら、コーヒーになります」
っていう言葉に、
「じゃあ、前は何だったの」
って、いまだにつっこみたくなるもん。
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