「架空の犬と嘘をつく猫」
寺地はるな 著
2017年12月発行
寺地はるなさん、知りませんでした。
題名と、帯の惹句に惹かれて読み始めました。
羽猫家の6人の、変わった嘘。
それぞれの優しさからの嘘。
そういう嘘もあるのかと思うような嘘。
切なさが痛々しい嘘。
嘘つきは嫌い。
嘘をつく心を慮ってその嘘に寄りそう嘘。
なんだか、素敵な物語でした。
いいなと思った言葉
・じょうずに他人に頼れる子になってほしい。他人の力を借りることは、恥ずかしいことでもなんでもない。他人の能力を認め、信頼していなければできないことです。
・あたしならそんなことしない、という目線で他人の人生を見る時、そこにはたしかに優越感のようなものが滲んでいる。(中略)安全な場所から他人の選択に口を出すのは、恥ずべきことだと自分を戒める。
これは、母の点滴付き添いの間の読書でしたぁ。
4日間点滴に通い、元気を取り戻した母。
前回の記事のように、ちゃんとクーラーの部屋で寝ています。
ひんやり触感の寝具もプレゼントしました。
気にいってくれたようです。
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