「姑の遺品整理は、迷惑です」垣谷 美雨 著 双葉社
先日の、あなたの人生片づけます、に続き、この著者の本を読みました。
60過ぎのわたくしとしては、他人事じゃなかった。
自分のいなくなった後の始末。
残されたわたくしのモノは、やはりごみなんだなあ。
体力の残っている間に、片づけなくちゃ、と以前から思っていたけれど、
もっと本気でやらなくちゃいかん、と思った。
メルカリで、売れたものは、200点を超えている。
偉い。
捨てるのにもお金がかかるのに不用品を引き受けてくださる方がいて、ありがたい。
でも、売れるのは、ブランドものとかそこそこ名の知れたメーカーさんのものか、新刊の本。たまに、趣味のものが売れたりもする。
30代娘っ子は、趣味が合うものがなく、ヒロフのバッグなどは喜んでもらってくれているけれど、あとはね~~。おばあさんの趣味には付き合えないらしい。
退職後の「シャツ整理」は、がんばったけれど、最近、ちょっと停滞気味。
布の資源ごみ、紙の資源ごみ、毎月意識的に少しずつ出してはいるけれど、
目標の「65歳で、すっきり片づけ終了」ってことには、なかなかいかないかな。
この本を読んで、よし、明確な目標を書き出そう、って思った。書いて目にすれば意識も高まるかもしれないから。
捨てよっかな、と思ったら、とりあえず、ごみ袋にすぐ入れる、という行動をする。
ごみの日は、すでにごみ袋に入っているもの以外に、必ず何か、捨てる。
ぼんやりしてたら、あっという間に、70代に突入してしまう。
それと、この本は、人と人とのつながり方を教えてくれた。
自分の思ったことは、伝えなくちゃ伝わらない。
そんなに人の顔色うかがって、遠慮ばかりしていちゃいけない。
モノにも思い出は残るけど、会話(言い合いも含めて)の思い出、大事。
何を残すか。
モノじゃなくてさ、気持ちを残す。
モノをもらった思い出じゃなくて、自分を大事にしてくれた思い出を、周りの人に残す。
ちょこっと、心がけよう。
さて、前にも書いたけど、わが母、90歳は、モノが捨てられない。
あの、大量の、いらないもの、を、私が片づけるのは、私が何歳の時になるんだろう。
この本の主人公の苦労が私に回ってくるのは、いつになっちゃうんだろう。
それを考えると、今すぐにでも、母を洗脳しなくちゃ、って思う。
母には長生きして欲しい。
モノの溢れた散らかった部屋から、大量の使わないものを片付けて安全に過ごさせたい。
でも人様のモノは勝手に捨てられない。
でもでも、今、私が60代のうちに片づけさせてほしい。
台所には、少なく見積もって15年間一度も使わない食器が溢れ、タンスや押し入れには、ぜ~ったい着られない服。
処分させて欲しい。
自分のモノの始末は、ある程度できそうだが、母のモノの始末は、私にできるかどうか。
現在のストレスの元のひとつが、母のゴミ部屋問題なのです。
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