イヤミス傑作選「あなたの不幸は密の味」 辻村深月 小池真理子 沼田まほかる 新津きよみ 乃南アサ 宮部みゆき 著 PHP文芸文庫
今日は一日、病院の待合室にいた。
朝9時から夕方4時まで。
母の、検査の付き添いというかおまけというか。
待合室読書にもっていったのが先日買ったこの文庫。
読み始めて、しまった、と思った。
あら、このお話、読んだことがある。
え~~、またやったか、私。
同じ本を2回買っちゃうってこと。
いやでも、これは、出たばかりの文庫だよ、2回目のはずはない。
よくよく見たら、以前出された本からのアンソロジーであった。
よかった、読んだことあるのは、一つ目の短編だけだった。
いや、なんとなく、5つ目も読んだことがあったかも。
でもまあ、どのお話も、嫌な後味を楽しめた本だった。
「嫌な後味」すなわち、「イヤミス」なんだそうで、そんな言葉は知らなかった。
本の帯には、「ぞわりとする でも読まずにはいられない。 人気の女性ミステリー作家、豪華共演!衝撃の結末が待つ短編集」
はい、帯に書いてあったこれらの言葉で、この本を買って来たのでした。
編者の 細谷正充さんの狙い通り、いやあな感じを楽しめたので、よい本でした。
母「付き添わせて悪いねえ。待つのもたいへんでしょ」
私「大丈夫、本と毛糸持ってきたから、いつまでも待てる。本好きに育てたお母さんの勝利」
母「なるほど」
でも、ほんとは、気疲れしたよ~~。
心配だったよ~~~。
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