以前、ふすま貼りをしたことを書きました。
今回は、自室のふすま、5枚を貼ったのでした。
使った襖紙は、シール式のです。
板襖2枚と、本襖3枚です。
私には、一度に全部は、貼れません。
とってもとっても気を使うので、体力的時間的には一日でできるかもしれませんが、
気持ちが疲れてしまうので、3日に分けて貼りました。
去年、床の間の部屋の襖を3枚貼りました。
我ながら上出来でした。
今回は、その時より、どきどきしました。
なぜかというと、自室の襖は、床の間の部屋の襖より背が高い。
襖を貼るのに立てかけて貼るのですが、私にはてっぺんに手が届かないのです。
踏み台に乗っての作業。
うまくいくかしら、それに、丈が長いってことは、曲がりやすいってことよね。
そんな不安要素があったからです。
失敗は許されないので、とてもとてもどきどきしながら、作業を始めました。
襖を外します。
古い家なので、建付けが悪くて、なかなか外れません。
床に置いて、引手を外します。
小さな釘を引っこ抜くのに手間取りました。
本体と同じ大きさに、襖紙を裁断します。カッターで切るも、わずかに、曲がりました。気にならない程度でしたけど、ちょこっと悔しい。
枠に、マスキングテープを貼ります。襖紙の裏の糊がつかないようにするためです。
襖の本体を逆さにして壁に立てかけて、いよいよ貼り付けます。
てっぺんに届かない。踏み台を使います。
お年寄りなので、落ちないように気をつけないとね。
そして、こんなときに、思います。
ひとりでこういう作業するのって、たいへん。一人暮らしじゃなければなあ。
そんなこと言ってる場合じゃありません。
言ったってどこからか手が出てくるわけではなし。
出てきたら、怖いし。
裏紙を剥がしながら、
押さえの刷毛をつかい 皺ができないように気を付けながら貼っていきます。
勝負所です。
ここで慌てては、皺がよって、無残な襖になってしまいます。
ていねいにていねいに、焦らず焦らず。
残り10cmくらいになったら、上下をひっくり返して、おしまいまで貼ります。
最後に、周りの余分な紙をカッターで切っておしまいです。
へらで筋を入れてから切ります。
カッターの切れ目が曲がらないように、定規のような金属のカッティングメジャーを使います。
仕上げに、ローラーで、ころころと全面をしっかり圧着します。
引手金具をつけます。
でっきあがり~~~~。
とても、とても、疲れます。
最初の日は、一枚貼って、バテました。
間に日をおいて、2枚、貼りました。
きれいにできました。
運がよかったのでしょう。
また日をおいて、最後の2枚を貼りました。
これが、とても大変なのでした。
なぜかというと、この板襖は、ちょっこっと外せないものなのです。
蝶番で、留めてある。
その蝶番を外すのは、板戸が重くて、無理無理~~~無理。非力な67歳女性には、無理ですっ。
つまり、ハズセナイ襖に大きな大きな一枚紙を貼る。
これに、とりかかるには、半日、助走が必要でした。
午前中、あちこち掃除して、気分を盛り上げて。
ご飯を食べてから、
よし、やるか、やるしかないか、自分で始めたことだし。
勢いをつけて、作業開始。
CDは、ケミストリー。
穏やかな気持ちで、作業しましょ。
踏み台に乗って、垂直な板襖に、天辺から貼ります。
一か八かです。
曲がったら、おしまいです。
貼り直しはききません。
1枚目は、案外、きれいに貼れました。
2枚目。ずれました。ずれちゃいました。
下まで貼ったら、1cmくらい、ずれていました。
周りをカットするから大丈夫なのですが、それでも、1cmのずれが悔しいんです、負けず嫌いなので。
無事に5枚貼り終えて、私の部屋に春が来たようです。
桜の柄の新しい襖。
明るいです。
この襖紙、私といっしょに、くすんでいくのでしょうね。
少し、日にやけたほうが、落ち着きそうな、白い白い襖。
お疲れさまでした、私。
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