生ごみを、シンクの排水のところのかごから取り出した。
しばらく水を切っていたが、さてビニル袋に入れましょうとネットを取り出して、
もういちど、水分をぎゅっと絞る。
????何この手ごたえ。
なんだか固いものが入っているぞ。
なんでしょ?
よくよく見たら、気に入っているスヌーピーのスプーン。
もう少しで、生ごみといっしょに捨ててしまうところだった。
危ない危ない、最近、粗忽なことが多いからなあ。
ん・・・?
遠い記憶がうっすらよみがえってきた。
母がまだ元気なころのことだから、5,6年前のことだろうか。
二人して使い勝手がよいと気に入っていた小さめのスープスプーンが一本行方不明となったことがあった。
あちこちの引き出しや戸棚の中やゴミ箱の下や冷蔵庫のしたなどを探してもなくて、仕方なく購入した店に行って同じものを探したが、廃盤になっていたのだった。
結局似たようなのを別の店で探して買ってはきたが、
「今までの方が使いやすかったね」
「ちょっと形が違うだけなのに、使いやすさが違うね」
「それにしてもどこいったんだろうね」
「不思議だよね、スプーン1本だけなくなっちゃうなんて」
そんな会話を母としていた。
あの行方不明のスプーンは、きっと、こうして生ごみといっしょに捨てちゃったに違いない。
犯人は、私?母? まあ、性格からいって、私だろうな。
母さん、あのお気に入りのスプーン、捨てたの私です。ごめんなさい。
さっき、仏壇にお詫びしてきました。
今、ここでこうして書いていて、思い出したことがある。
もしかしたら、かわいい猫の箸置きも同じ運命をたどったのかもしれない。
★★★★
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