駅に行く途中に、大きなおうちがある。
庭も広くて、そのお宅の前を通るたびに四季折々のきれいな花を楽しませていただいていた。
白とピンクの私の背の高さくらいのしだれ梅。
両手を広げたくらいの大きさに育ったオレンジとピンクのツツジ。
青い青い紫陽花。
などなど、ほんとうに素敵なお庭だった。
調和のとれた美しい年季の入った見事な庭だった。
ところがここ1,2カ月はちょっとたいへんなことになっていた。
つる植物がブロック塀の上や塀の中ほどの飾り穴から道にしゅるしゅると出てきてしまっていて、
歩道を歩く人たちに当たるようになってしまっていた。
ブロック塀の下の雑草も、伸びてきてしまっていて。
日当たり抜群の広いお庭だけに、それぞれの植物が思う存分伸びてきてしまっていた。
なんだか様子が変だなあ、
どうしたのかしらと思っていた。
そして先日。
前を通ったときには、お庭の植物は、すべて伐られていた。
大きな木も、こんもりしたツツジも紫陽花も。
すっかり伐られていた。
ああ、庭じまいをしたんだなあと思った。
聞けば、そのお宅の方がご高齢になり、庭仕事ができなくなって数年たつのだそうだ。
年に1・2度若い方が剪定に来ていたけど、それもままならなくなったらしいとのこと。
思い切ったなあと、思った。
よそのおうちながら、なんだかとっても寂しくなった。
今までたくさん楽しませてくださり、ありがとうございました。
そして、我が家のことも考えた。
我が家は、小さな小さな狭い庭だけれど、
それでも、水やりや草取り、季節の花の植え替え、軽い剪定などなど、
私がやっとこなしているわけで。
去年、私が入院したころには、たった一カ月でも、荒れた。
自分が世話をできる範囲の鉢やプランターの数に絞らねば。
今ある鉢やプランターでせいいっぱいなので、もう増やしちゃダメ。
にょきにょき伸びてくる低木は、こまめに伐ろう。
両親の残した鉢やプランターを始末するのは心苦しさもあるけれど、
そんなこと言ってられない。
そう、そんなこと、言ってられないのよ。
荒れた庭を毎日見て過ごすのも、嫌だし。
ずっと植えっぱなしで根が回って鉢の中がぱんぱんになってしまって、花を咲かせなくなっているプランターもそのままになっているし。
だから、今までありがとね、とお礼をいいながら、少しずつ減らしていこうと思っている。
お~~い、植物君!
咲かないと、処分しちゃうぞ~~~~。

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