友人と山の桜を観に行った時のことです。
川べりの桜もよいけれど、山の桜も素敵です。
幾種類かの桜が、咲いたり散ったり、つぼみだったり。
いろいろな状態の桜を楽しませてもらいました。
花桃も、満開で、それはもう素敵でした。
樹齢何年かなあ。100年はゆうに超えていそうな大きい古木もありました。
年をとっても、きれいに花を咲かせていました。
遠くに、間近に、山々が見えました。
黄緑と桜色とが山のあちこちにぼわんぼわんと彩を添えていて、
春の山の美しさを見せてくれました。
若い頃は、こういう山を見てもあんまり感動しなかったね。
あの、ぼわんぼわんの彩を、素敵と思うようになったねえ。
そう言えば、若い頃、花見よりしたいこといっぱいあったよね。
忙しくてさ、いつの間にか、桜散ってたっけなあ。
いつ咲いて、いつ散ったか、わからないうちに春が終わっちゃってたね。
なんて、きままなおしゃべり。
そんな会話の中で、友人が素敵な言葉を教えてくれました。
あの若い緑の美しい様子を、「銀緑」って言うんだって。
銀緑。ぎんりょく。
知らなかった言葉でした。
なんてきれいな言葉でしょう。
ぼわんぼわんの山の情景と一緒にこの言葉は、しっかり私のお気に入りになりました。
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