茶の間でおしゃべり

日々あれこれ思うことを書いています。気ままなおしゃべりを聞いてください。体調不良のときもあるけれど、それなりに自分のペースで生活したいと思っています。

読書記録 「砂の家」堂場瞬一 著

「砂の家」

堂場 瞬一著

角川書店

2018年4月27日発行

 

ついつい手に取ってしまう堂場瞬一さんの本。

おもしろいんだもん。

 

この小説は、待合室読書には、向きません。

こたつに入って読みました。

 

帯には、

「殺人者の父を、俺は許せるか。警察小説の旗手が犯罪加害者家族の心の叫びを描く社会派サスペンス」って書いていあります。

読み始めは、ちょっと、中に入っていけませんでした。

徐々に堂場ペースにはまり読み進みました。

しかし、3分の2過ぎあたりから、なんだかな~~という気分になりました。

誰にも感情移入できないし、重いし‥‥

結局この小説は、珍しく、私の好みじゃなかったんだあって気が付きました。

堂場さんの小説でこういう気分になったのは、初めてです。

私が元気じゃないから、こう感じたのかもしれませんね。

 

次の読書は、もう少し、明るい話を選ぶことにしましょう。

 

 

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読書記録 「One World みんなが誰かを幸せにしているこの世界」「ねじまき片想い」

「ねじまき片想い」

柚木 麻子著

創元推理文庫

2018年6月29日発行

 

「One World」

喜多川 泰 著

サンマーク出版

2014年10月20日発行

 

前回のブログに書いた状態が続いていて、

母の通院付き添い、検査付き添いで、病院待合室にいる時間が多く、

またもや待合室読書が進む。

 

「ねじまき片想い」

軽いミステリーを楽しめました。

表紙もかわいらしいが、お話もかわいらしい。

5年も片想いしている主人公の宝子さん、片想い相手の西島に降りかかる災難を、

西島が気付かないまま解決していくのです。

けなげで、賢くて、ある意味度胸があって。

がんばれ宝子、と、待合室でリラックスして読める本でした。

還暦オババには、若い本ですが、ま、いっか。

「自分の心にねじを巻けるのは、自分だけ」その通りだなあと。

 

「One World みんなが誰かを幸せにしているこの世界」

ノートに書き留めておきたいフレーズがたくさん出てきました。

9つの物語がつまっている、連作短編集。

「誰かが好きなことを一生懸命がんばる姿っていうのは、そいつが夢を実現したかどうか以上に、周りの人の心に影響を与えるんだ」

 

ああ、この本、もっと、若いころ読みたかった。

でも、いまだに心が柔らかいわたくし(?)、たくさんの言葉が心にしみこんできました。

この方の本を読んだことのない方、一度読んでみても損しないと思いますよ。

 

 

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読書記録 「菜の花食堂のささやかな事件簿」「三千円の使いかた」

「菜の花食堂のささやかな事件簿」

碧野 圭著

だいわ文庫

2018年6月15日発行

 

「三千円の使いかた」

原田 ひ香 著

中央公論新社

2018年4月25日発行

 

母の通院付き添い、検査付き添いで、病院待合室にいる時間が多かったこの一週間。

当然のごとく、待合室読書が進む。

 

 

上記の2冊が、この一週間の待合室読書で読んだ本です。

 

菜の花食堂のほうは、このシリーズ3作目のものです。

「菜の花食堂のささやかな事件簿」

「菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日」

そして、この本、

「菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る」です。

作者は、以前、このブログに書いた、「書店ガール」の作者です。

書店ガールも面白く読みましたが、こちらの菜の花も、好きです。

日常の中のささやかな?を解いていく過程が興味深くて。

誰も死なないし、暴力もないし。

読後感はあたたかくて、そして、おいしそうな料理がたくさん出てくるので、

そうだまじめに料理をして、自分や家族を大事にしたいなあと思たりもします。

このシリーズの中では、この3冊目が一番気に入りました。

今回の本の謎は

・好き嫌いがないはずの恋人が手作りのお弁当を嫌がるのはなぜ?

・野菜の無人販売所の売上金が、月末に限って増えているのはなぜ?

などです。

面白いです。

肩が凝りません。

お料理したくなります。

おいしいものを食べに行きたくなります。

暖かい気持ちになります。

 

以上。

 

「三千円の使いかた」

こちらは、経済観念が希薄な私にとって、ちゃんとしよ~~お金のことも。

そう思わせてくれました。

どうにかなるなる、なんて、ケセラセラ~~な生き方ではなくて、

人生どうなるかわかんないじゃん、今楽しければいいじゃん、じゃなくて。

ちゃんと、考えてる?これからの生活のこと。

そう、この本に問われました。

 

作中人物の、55歳智子と、73歳琴子に我が身を投影しながら読みました。

 

「人は三千円の使いかたで、人生が決まる」そうだが、今からでも金銭にしっかりした人になれるのかな、私。

 

 

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