茶の間でおしゃべり

日々あれこれ思うことを書いています。気ままなおしゃべりを聞いてください。体調不良のときもあるけれど、それなりに自分のペースで生活したいと思っています。

◆アラ卒母が、廊下から庭に転げ落ちてしまいました。そして、自分の冷たさに、嫌気がさしました。

一晩たって、気もちが落ち着いたので、これを書きます。

 

いつもは夕方5時に母、5時半に私が入浴、6時に夕食。

私が入浴中に洗濯機に働いてもらって、夕食後に干す、という生活になっています。

これは、カラダによいことは、以前書きました。

胃と、睡眠によいようです。実感しています。

 

一昨日は、可愛い2歳児の相手を母子でしていたので、

いろいろなことが遅くなり、

洗濯は、昨日の朝に持ち越しました。

洗濯を夜しようが、朝しようが、たいした変更ではないのです。

 

まあ、そんなわけで、朝、洗濯をしました。

その間、ケムンパスの記事なんか書いておりました。

さて、洗濯機が止まりました。

洗濯物をハンガーにかけ終わりました。

そうしたら、いつも私が干しているのに、

今日は、母が干すと言って、洗濯物を持って行ったのです。

私がやるからいいよ、という私の声を振り切って。

そして、自分の部屋の廊下から外の物干しざおにハンガーをかけようとしたのです。

 

案の定(と言っては、母が気の毒ですが)、バランスを崩し、

庭に転げ落ちました。

 

私は、それを知らなくて、

「くれよん、洗濯物を落としちゃったから、もう一度ゆすいでくれる」

と言って、洗濯物を何枚か持ってきたので、

「いいよ、すぐやるから、だいじょうぶ」

と言って汚れた洗濯物をゆすいでいました。

 

それにしても、どうも様子がおかしい。

植木の葉っぱも床に落ちているし。

と思い、よくよく聞いてみれば、

落ちたのは、

洗濯物だけでなく、自分も落ちたのだと。

 

どうして、自分が落ちたって言わないのでしょう。

 

落ちたのがよっぽど、悔しかったのでしょうか。

私に叱られると思ったからでしょうか。

たいしたことないと思ったからでしょうか。

恥だと思っているのでしょうか。

私に迷惑かけると思ったのでしょうか。

その後の出かける予定が気になったのでしょうか。

 

とにかく、母が転げ落ちたと聞いたとたん、

「なんですぐ言わないの。痛いところないの」

と聞きますと、

「肩のあたりが少し痛い」

と言うではありませんか。

 

大急ぎでかかりつけの病院に行きました。

骨粗しょう症なので、骨が折れたかもしれない、と私は大慌てです。

本人は、そうでもないようで、

痛いのよりバランスを崩して転げ落ちたことが悔しいようでした。

どこまでも、意地っ張りの母です。

 

レントゲンを撮って診てくださった結果、骨には異常なしでした。

骨折もしてない、ひびも入っていないから、安心していいでしょう。

打撲なので、痛むなら湿布を貼っておきなさい、とのことでした。

 

一安心して、自分を顧みました。

 

私は、やっぱり、冷たい人間だと思いました。

最初に出た言葉が、

「どうして落ちたって、すぐに言わないの」

だったのです。

思いやり、ないでしょう。

いくら自分の予定があるからって。

私は、きっと、将来優しく母の介護はできません。

喧嘩腰なのは、目に見えています。

 

いつも読ませていただいている、介護先輩たちの優しい想い、配慮。

そういう記事を読むたびに、

私も母にはこうして接したいな、

こう考えて行動したいな、

こういうことも事前に配慮しておかないといけないなあ。

と介護の心の準備をしていこうと思ってきましたのに、

この、今日の、私の反応。

 

ホントに、己に、嫌気がさしました。

最初の一言って、本音ですよね。

心配より、叱ってしまうなんて。

この怒りの中に、自分可愛さが入っていたことも認めてしまいます。

母の身体より、自分の心を無意識に優先してしまっていました。

最悪です。

 

母が元気なうちに、ちゃんと介護マインドを学べるかなあ。

 

母は、午後、三角巾で腕を吊って、

お友だちの家に、手芸をしに出かけました。

人の心配もどこ吹く風とばかりに。

ある意味、たくましい母です。

下手すれば、私が母に介護されるのかも、

とちらっと思ってしまいました。

 

夕方、私が用事を済ませて帰ってきたら、

朝ころげ落ちたところで、

片手を三角巾で吊ったままの姿で、

洗濯物を取り込んでいる母を発見。

 

私、ブチ切れてしまいました。

「どうして、そんなことしてるの。

 また、落ちるよっ」

って、言ってしまいました。

そして、残りの洗濯物を取り込みました。

「取り込んでくれてありがとう」

と、言えない私。

ぷんぷんしながら、無言で洗濯物をたたみました。

うちの母って、馬鹿なんじゃないかしら?って思いながら。

 

もう、どうしようもないかも。 

 

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