一晩たって、気もちが落ち着いたので、これを書きます。
いつもは夕方5時に母、5時半に私が入浴、6時に夕食。
私が入浴中に洗濯機に働いてもらって、夕食後に干す、という生活になっています。
これは、カラダによいことは、以前書きました。
胃と、睡眠によいようです。実感しています。
一昨日は、可愛い2歳児の相手を母子でしていたので、
いろいろなことが遅くなり、
洗濯は、昨日の朝に持ち越しました。
洗濯を夜しようが、朝しようが、たいした変更ではないのです。
まあ、そんなわけで、朝、洗濯をしました。
その間、ケムンパスの記事なんか書いておりました。
さて、洗濯機が止まりました。
洗濯物をハンガーにかけ終わりました。
そうしたら、いつも私が干しているのに、
今日は、母が干すと言って、洗濯物を持って行ったのです。
私がやるからいいよ、という私の声を振り切って。
そして、自分の部屋の廊下から外の物干しざおにハンガーをかけようとしたのです。
案の定(と言っては、母が気の毒ですが)、バランスを崩し、
庭に転げ落ちました。
私は、それを知らなくて、
「くれよん、洗濯物を落としちゃったから、もう一度ゆすいでくれる」
と言って、洗濯物を何枚か持ってきたので、
「いいよ、すぐやるから、だいじょうぶ」
と言って汚れた洗濯物をゆすいでいました。
それにしても、どうも様子がおかしい。
植木の葉っぱも床に落ちているし。
と思い、よくよく聞いてみれば、
落ちたのは、
洗濯物だけでなく、自分も落ちたのだと。
どうして、自分が落ちたって言わないのでしょう。
落ちたのがよっぽど、悔しかったのでしょうか。
私に叱られると思ったからでしょうか。
たいしたことないと思ったからでしょうか。
恥だと思っているのでしょうか。
私に迷惑かけると思ったのでしょうか。
その後の出かける予定が気になったのでしょうか。
とにかく、母が転げ落ちたと聞いたとたん、
「なんですぐ言わないの。痛いところないの」
と聞きますと、
「肩のあたりが少し痛い」
と言うではありませんか。
大急ぎでかかりつけの病院に行きました。
骨粗しょう症なので、骨が折れたかもしれない、と私は大慌てです。
本人は、そうでもないようで、
痛いのよりバランスを崩して転げ落ちたことが悔しいようでした。
どこまでも、意地っ張りの母です。
レントゲンを撮って診てくださった結果、骨には異常なしでした。
骨折もしてない、ひびも入っていないから、安心していいでしょう。
打撲なので、痛むなら湿布を貼っておきなさい、とのことでした。
一安心して、自分を顧みました。
私は、やっぱり、冷たい人間だと思いました。
最初に出た言葉が、
「どうして落ちたって、すぐに言わないの」
だったのです。
思いやり、ないでしょう。
いくら自分の予定があるからって。
私は、きっと、将来優しく母の介護はできません。
喧嘩腰なのは、目に見えています。
いつも読ませていただいている、介護先輩たちの優しい想い、配慮。
そういう記事を読むたびに、
私も母にはこうして接したいな、
こう考えて行動したいな、
こういうことも事前に配慮しておかないといけないなあ。
と介護の心の準備をしていこうと思ってきましたのに、
この、今日の、私の反応。
ホントに、己に、嫌気がさしました。
最初の一言って、本音ですよね。
心配より、叱ってしまうなんて。
この怒りの中に、自分可愛さが入っていたことも認めてしまいます。
母の身体より、自分の心を無意識に優先してしまっていました。
最悪です。
母が元気なうちに、ちゃんと介護マインドを学べるかなあ。
母は、午後、三角巾で腕を吊って、
お友だちの家に、手芸をしに出かけました。
人の心配もどこ吹く風とばかりに。
ある意味、たくましい母です。
下手すれば、私が母に介護されるのかも、
とちらっと思ってしまいました。
夕方、私が用事を済ませて帰ってきたら、
朝ころげ落ちたところで、
片手を三角巾で吊ったままの姿で、
洗濯物を取り込んでいる母を発見。
私、ブチ切れてしまいました。
「どうして、そんなことしてるの。
また、落ちるよっ」
って、言ってしまいました。
そして、残りの洗濯物を取り込みました。
「取り込んでくれてありがとう」
と、言えない私。
ぷんぷんしながら、無言で洗濯物をたたみました。
うちの母って、馬鹿なんじゃないかしら?って思いながら。
もう、どうしようもないかも。
お帰りに、応援のクリックをしていただけると、励みになります。
にほんブログ村 ありがとうございました。