同姓同名の人に会ったこと、ありますか。
私は、とてもありふれた名前なので、何回かあります。
もう、そこら中に、いると思います。
はじめて「同じ名前の人がいるんだぁ」と発見したのは、中学生のとき。
ラジオから、懸賞の当選者の発表が聞こえてきました。
「〇〇市の、〇〇△△さん、おめでとうございます~~」
朗らかに言う女性アナウンサーの声に、びっくりしました。
だって、私は、応募していない。
そして、そして、えっ、同じ名前の人が同じ市内にいるわけ~~!
純粋だった私、素直に驚き、素直に面白がりました。
次は、ニアミス。
駅の近くの皮ふ科に行きました。
診察券を作ってくれたのですが、そこには、赤い色のインクで、
ゴム印が押してありました。
「同姓同名」って押してありました。
そのお医者さんには一度しか行かなかったのですが、
診察券はとってあります。
今、診察券を見たら、平成15年のできごとでした。
次のニアミス。
化粧品屋さんのカルテ、そこにも、もう一人の私がいました。
市内に、いるんだな、私と同じ名前の人が。
確信しました。
会いたいなあ。
そんなことをのほほんと考えていたら、
なんと、
転勤先に、
同姓同名の方が、いらしたのです。
住んでいる市が違うし、読み方は一緒でも文字も違いました。
ものすごく不便でした。
彼女の落としたペンが、私のところに届いたり。
あら、その係は私じゃないです、それは私の担当です。
所属名をつけて、〇〇課の△△さん、と呼び分けてくれていましたが、
なんとも居心地悪かったです。
噂話だって、どっちのこと言ってるかわからないし。
〇〇△△が2人いるって知らない人は、
2人の人間の人格を正しく把握してくれないだろうし。
彼女の転勤で、居心地の悪さは、終わりました。
(ちなみに、仲が悪かったわけではありません。
でも、名前、呼びにくかったので、話しかけづらかったです)
次の次のニアミス。
10年位前でしょうか。
デパートの化粧品売り場のカルテにも、発見しました。
皮ふ科の人か?
化粧品屋さんの人か?
別口か?
そうして、去年、妹が
「おねえさん。今日、内科に行ったら、〇〇△△さんって、会計で呼び出しがあったよ。でも、姿が見えないからどうしたのかと思って。今日、病院、行きました?」
と言うではありませんか。
いいや、私は、行ってない。
とうとう、こんな近くまで、現れたんだ。
病院で、ニアミスしたら、おもしろいだろなあ。
いや、大変だよね、病院だもの、間違ったら大変。
ちなみに、妹は、もう、すでに、自分と同姓同名の方と、出会ったそうです。
先を越されてしまいました。
そう、妹も、同じ苗字ですもん、同姓同名、多いみたいです。
さて、なぜ、こんなことを書いているかというと、
今度、同じボランティアサークルに、
とうとう同じ市に住む、
同姓同名の方が入ってくるということなのです。
今度こそ、会える。
どんな人だろう。
「〇〇病院、行ってますか?」
「〇〇化粧品使ってますか?」
なんて聞いたら、おかしな奴だよねえ。
ストーカーみたいだよねえ。
もうすぐ、その会があります。
ちょっとわくわくしています。
でも、不具合が生じるのも予想されます。
みんな、どうやって、呼び分ければいいか、考え中みたいでした。
年齢とか外見とかで、言い分けるのは、嫌だなあ。
年配の方、とか。
太った方、とか。
メガネの方、とか。
ドジな方、とか。
ずうずうしい方、とか。
古い方、ってのも、やだなあ。
住んでいる町の名前をつけて呼ぶ、のが妥当かなあ。
これ読んでいるみなさん、
こんな苦労?したこと、ないでしょ。
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