茶の間でおしゃべり

日々あれこれ思うことを書いています。気ままなおしゃべりを聞いてください。体調不良のときもあるけれど、それなりに自分のペースで生活したいと思っています。

昼間の居酒屋で4時間のおしゃべり会

 

白のロングシャツ。

落ち着いた青の薄手のロングカーディガン。

オフホワイトのパンツ。

ベージュのロングコート。

ベージュとカーキのショートブーツ。

腹巻帽子を首に巻き、おそろいのモグラグラブをし。

ターコイズブルーの三角ショルダー。

全てお気に入りの服を身に着けて、昼間の会だから安心して出かけました。

 

「秋の紅葉狩り以来だね~~。」

三人で、昼居酒屋。

平日にこんなことができるのも、無事退職したからね。

最後に退職した一人も、もうすぐ部分年金が出るそうな。

収入のない期間は、やはり寂しかったなって言ってたっけ。

 

三人とも父親が亡くなってしまっているので、母親のことが話題になる。

施設に入っているお母さん。

会いに行くと、帰りたいって言われてつらいから、行きたくないときがあるって。

いっしょに暮しているから、老いが忍び寄って来るのがわかるのが、寂しいねと友人と私。

でも、生きてくれているから、いいよね。

優しくできないときがあって、そんなときは、自己嫌悪だよね。

だんだん背中が丸くなってさあ、前傾姿勢で歩くから、

一緒に歩いていても「背中っ!!」って、言っちゃうんだよね。

親の衰えを傍で見ているのは、やっぱり寂しいね。

そんな話をしました。

身体のこととか、趣味のこととか、

近況報告。

あたたかくなったら、日帰り旅行もいいよね。

 

とりとめのない話ばかりだったけど、

三人でたっぷりおしゃべりしたら、心が軽くなりました。

月並みなまとめだけれど、友達ってありがたい。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

お帰りに、応援のクリックをしていただけると、更新の励みになります。

⇒  60代ブログランキング  

 

くらもちふさこ×いくえみ綾二人展”あたしの好きな人へ”

「旅するソングライター」浜田省吾様の映画を観た帰りに寄り道をして、

くらもちふさこさんといくえみ綾さんの二人展を観てきました。

 

くらもちふさこさんの大ファンなのです。

いまだに、当時のコミックスも特装版も、何冊も本棚に大切においてあります。

くりかえし読んで、セリフもかなり頭に残っています。

 

この展覧会、ふとしたことで情報を得て、

行きたいなあと思っていたのですが、

浜田さんの映画のためのお出かけと一緒の日に、行ってこられるとわかって、

うれしく寄り道してきました。

 

なんて美しいのでしょう。

お二人の原画。

カラーが、すばらしくきれい。

描線が緻密で繊細で、ほんとに美しい。

原画の力ってすごいです。

訴えて来る迫力がありました。

インクや絵の具のにじみとか、ホワイトの跡とか、原画ならでは。

とてもいい展覧会でした。

くらもちさんの作品の原画の前では、思わず涙ぐんでしまいました。

なつかしいなつかしい、あの感動の場面。

忘れられないあのセリフ。

ちいちゃんがいる。

きしんちゃんがいる。

麻子がいる。

もう、とっても懐かしかったです。

ずっとずっと昔の作品なのに、そんな古さはみじんにも感じられません。

感性豊かな作家さんなんだなあって思ったし、

ずっと現役で作品を発表しているところも、すばらしいなと思いました。

 

いい展覧会を見て、心がまた、洗われました。

こうして心を耕してもらえて、ありがたいです。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

お帰りに、応援のクリックをしていただけると、更新の励みになります。

⇒  60代ブログランキング  

 

読書記録 「慈雨」 柚月裕子 著 

慈雨

柚月裕子 著

集英社  

2016年10月発行 

を読みました。

 

ここのところ、の読書環境は‥‥‥

図書館に予約していた本が、一気に、つぎつぎに順番が来てしまって、

読書計画、がたがたになってしまっています。

手持ちの本の読みかけがいくつもできてしまいました。

それはそれで、キモチワルイ。

でも、借りた本から読まないと、ということで、

少々丁寧さに欠ける読書をしてしまっています。

作者の皆さま、ゴメンナサイです。

手元に図書館の本があと2冊あって、図書館にも「あなたの番ですよ~~」の本が2冊。

いつもながら、うれしい悲鳴です。

 

そして、冬ごもりから顔を出しつつある私に、

友だちからの「もう出てこられるでしょ」メールがいくつか来て、

これまた、うれしい忙しさ。

ますます、猛スピードで読んでいます。

とりあえず、借りた本は、読む。

面白かったら再読する。

この後の数冊は、スピード読みになってしまう予定です。

 

本題に入らなくちゃ。

 

慈雨。

かっこいい題名です。

本も、ジャケ買いっていうのがあるそうですが、

この本は、題名買い、かな。買ってないけど。借りたのだけど。

あとね、帯に、

本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10

とか、

今年度№1 警察小説

とか書いてあって。

その言葉に、まあ、読んでも損はないだろうなと手に取りました。

この作者の本は、読んだことがなかったので、こういう情報から手に取りました。

 

お遍路さんをしながらも、過去の事件に関しての自分を許すことができない元刑事。

ひとつの後悔が、こうも人を苦しめるんだなあと。

誠実に生きようとするのは、つらいことも多いんだよね。

過去の自分を許せないかぎり、生きていくのがつらすぎる。

でも自分だけのことでは済まないし。

等々、元刑事の葛藤や後悔、勇気、いっぱい感じられて、よい小説だなと思いました。

残酷な事件なので、そこは好きじゃないけれど、元刑事の真摯な生き方、よかったです。

すばらしいことをした人生。

他人から褒められる人生。

人のために役立った人生。

なあんてことを目指すのではなくて、

みんながみんな立派でなくていいんだし、無理して人のためにならなくてもいい、

人はそれぞれ、その人自身に合った生かし方で生きていけばいいと思います。

でも、せめて人様に顔向けできないことだけはしたくないなあ、

自分に恥ずかしくない生き方したいなあ、なんて思いました。

誰かのためでなく、自分のために、背筋を伸ばして生きていきたいな。 

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

お帰りに、応援のクリックをしていただけると、更新の励みになります。

⇒  60代ブログランキング  

最近、ポチ数が減ってきて、ちょっと拗ねているクレヨンでした。