数年前にopalの毛糸のとりこになり、セーターやマフラーやベストや靴下などいろいろ編んでいる。
次々にきれいな色合わせの毛糸が発売されるので、ついつい買い集めてしまった。
地元の手芸やさんで、4割引きセールなんてしてくれるときに、セーター着分買ってしまったり、
新しい毛糸が発売されるとそのサイトで買ってしまったり。
優に、100玉は超えている。
怖くて数えられない。
衣装ケース2つ分もある毛糸。
生きている間に編み切れない可能性が高い。
これは、まずい。
すでに、負の遺産確定である。
がんばって消費しなくちゃ。
というわけで、今年から、夏場も編み編みしている。
椅子に座り、夜のテレビタイムに、編み編みしている。
ほぼメリヤス編み(表編みだけ)で、そんなに気をつかわない編み方なので、テレビもちゃんと見られる。
今は、ちびっこたらちゃんのリクエストで、マフラーを編んでいる。
先日、私が編んでいるのを見て、「ぼくのも編んで」と言ってくれた。
かわいいヤツ。(大叔母バカ)
昨日、昼間、編んでいたときのこと。
玉から引き出した毛糸が、こんがらがってしまった。
やってしまった。
ほぐそうとしても、どんどん深みにはまる。
運がよければ、いちどもこんがらからないでひと玉編めるのだけれど、たいてい少しはこんがらかる。
今回は、重症だった。
ほぐせばほぐすほど、ドツボにはまっていった。
切っちゃえ、という悪魔のささやき。
普通なら、切っちゃう。
でも、この毛糸は、段染めで、途中で切ると模様がずれる。
それは、嫌。
だって、たらちゃんのだもん。
自分のなら切ってもいいけど。
不機嫌になってほぐすことに取り組む。
やっとほぐれたときは、ほぼ一時間過ぎていた。
やればできるじゃん、私。
母がいたころは、からまった毛糸は、母が根気よくほぐしてくれていた。
「もう、切っちゃえ」といらつく私から、毛糸玉をとりあげ、
「毛糸は切っちゃいけません、ちゃんと、一本で編み上げて」と、
どんなにからまった毛糸もほぐしてくれたっけな。
あの根気・根性はすばらしかった。
昨日は、
「お盆なんだから、そこ(盆棚)から出てきてこの毛糸ほぐしてよ~~」、
なんて思いながら、毛糸と闘ったのでした。
母さん、私も、毛糸ほぐし、根性でやるようになったよ~~~。
年取ったからかしらね~~~。
夕方、送り火をした。
涙が出た。
★★★★
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