近所のお医者さんにインフルエンザの予防接種をお願いしに行った。
毎年何年もこちらでしていただいている。
近所の行きつけのお医者さん。
ワクチンが不足していて、今年はなかなか受けられないとはニュースで聞いていたけれど、毎年のことだし、今年もしてもらえると、軽く考えて行った。
なんと、もう予防接種は受け付けていないのだとか。
じゃあ、予約をお願いしたいと伝えたのですが、
もう予約も受け付けていないのだそうで。
困った、そうなんだあ。
諦めかけた時、
受付の方が、何かひらめいた顔をなさった。
そして、診察室に何か聞きに行ったようす。
え、何?
それから、こそこそ話。
今日予約していた人がキャンセル、来られなかったのだが、
その分が、一個、無駄になってしまう。
だから、内緒で打ってあげられます。
近所で言わないでね。
ということでした。
なんてタイミングがよかったのでしょう。
ラッキーでした。
はい、絶対に人には言いませんとも。
めでたく、予防接種をしていただきました。
家に戻って、母に、
「もう、売り切れだった。今年は予約ももう受け付けないってさ」
と報告。
だって、母に言うと、きっと内緒ってことを忘れて、
ラッキーだったことをご近所さんにしゃべっちゃうもの。
そして、母は言ったのだった。
「じゃあ、私も、もう、うってもらえないのか」
「お母さんはね、この前〇〇医院に行ったとき、うけたじゃん。
一回でいいんだよ」
母は、自分が接種してもらったことを、忘れていました。
私が言ったら思い出したようですけれど。
そうそう、お医者さんからの帰り道、傘をさしてとぼとぼ歩く私の前方から、
学生服を着た高校生くらいの男の子が、自転車でやって来た。
彼は、前輪を持ち上げて、後輪だけで走って来た。
歩道を走って来た。
危ない乗り方だ。
後輪だけで得意そうに走っている。
前輪は、1mくらい空中に持ち上がっていた。
馬鹿じゃん。
この子。
前輪いらないなら、一輪車に乗りゃいいじゃん。
狭い歩道を、私の横をすり抜けて行った。
ふらついて、ぶつかったりしたらどうするつもりなんだろう。
一回、転べ、とプチ呪いをかけておいた。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
お帰りに、応援のクリックをしていただけると、更新の励みになります。