毎日を楽しむ捨てない暮らし あるものを生かしきる
松場 登美 著
2016年10月1日 発行
世の中、捨て本がはやっているのに、この本は、捨てない暮らしを提唱していて、
おもしろそうじゃないの、と思って読んでみました。
著者は、石見銀山「群言堂」のデザイナー。
古民家を再生して、古くからあるものを上手に生かして生活していらっしゃるようです。
古くても、使える物は使い切りましょう。
安易な方法に流されず、ていねいに暮らしましょう。
あるものを生かすと同時に自分も生かし切りましょう。
そんな主張でした。
好きなものに囲まれて気持ちのよい空間を作る。
そうしていれば、しあわせ。
そんな生活の仕方でした。
かっこいいなあと思いました。
豊かさは、高価なもの、新しいもの、便利なものに囲まれるのではなくて、
好きなもの大切に使いたいと思わせてくれるものに囲まるのが、
本当の豊かさなんだなあ。
お気に入りの服を身に着けることは健康にもつながるという筆者の考えも、いいなって思いました。
特に突飛なことや目新しいことが書いてあるわけでもないけれど、
その穏やかな生活ぶりは、
また自分の生活を振り返るきっかけになりました。
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