茶の間でおしゃべり

日々あれこれ思うことを書いています。気ままなおしゃべりを聞いてください。体調不良のときもあるけれど、それなりに自分のペースで生活したいと思っています。

読書記録 「菜の花食堂のささやかな事件簿」「三千円の使いかた」

「菜の花食堂のささやかな事件簿」

碧野 圭著

だいわ文庫

2018年6月15日発行

 

「三千円の使いかた」

原田 ひ香 著

中央公論新社

2018年4月25日発行

 

母の通院付き添い、検査付き添いで、病院待合室にいる時間が多かったこの一週間。

当然のごとく、待合室読書が進む。

 

 

上記の2冊が、この一週間の待合室読書で読んだ本です。

 

菜の花食堂のほうは、このシリーズ3作目のものです。

「菜の花食堂のささやかな事件簿」

「菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日」

そして、この本、

「菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る」です。

作者は、以前、このブログに書いた、「書店ガール」の作者です。

書店ガールも面白く読みましたが、こちらの菜の花も、好きです。

日常の中のささやかな?を解いていく過程が興味深くて。

誰も死なないし、暴力もないし。

読後感はあたたかくて、そして、おいしそうな料理がたくさん出てくるので、

そうだまじめに料理をして、自分や家族を大事にしたいなあと思たりもします。

このシリーズの中では、この3冊目が一番気に入りました。

今回の本の謎は

・好き嫌いがないはずの恋人が手作りのお弁当を嫌がるのはなぜ?

・野菜の無人販売所の売上金が、月末に限って増えているのはなぜ?

などです。

面白いです。

肩が凝りません。

お料理したくなります。

おいしいものを食べに行きたくなります。

暖かい気持ちになります。

 

以上。

 

「三千円の使いかた」

こちらは、経済観念が希薄な私にとって、ちゃんとしよ~~お金のことも。

そう思わせてくれました。

どうにかなるなる、なんて、ケセラセラ~~な生き方ではなくて、

人生どうなるかわかんないじゃん、今楽しければいいじゃん、じゃなくて。

ちゃんと、考えてる?これからの生活のこと。

そう、この本に問われました。

 

作中人物の、55歳智子と、73歳琴子に我が身を投影しながら読みました。

 

「人は三千円の使いかたで、人生が決まる」そうだが、今からでも金銭にしっかりした人になれるのかな、私。

 

 

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胃カメラと靴下と穂村さんの本

毎年恒例の健康診断に行ってきました。

 

市の補助があるのがありがたいです。

 

前の晩から、緊張が高まって、4時間しか寝ないで朝を迎えました。

この時点で、もう、駄目でしょう。

検便を採るのを忘れていて、立派なものが出たときに流してしまったりもしました。

いつもいつも、健康診断、ろくなことがないのです。

去年は、胃カメラの後に血圧を測るという、病院としてさあそれはどうなの?って事件もありました。

おかげで、去年の血圧は、186と記録されてしまいましたよ。

生涯最高記録です。

おいおい、このままさっさと帰宅させるのかい、っていうくらいの高さで、

ビックリでした。

 

 

 

さて、朝。

寝不足のせいで、寝坊。

緊張してるくせに、寝坊。

大物?だなあ私。

 

朝ごはんは食べないし、

健診だから化粧もしちゃいけないし。口紅禁止って書いてあったし。

簡単に粉をはたいておしまい。

素顔で勝負の健康診断。

 

さて、身支度。

持ち物は前の晩に、テーブルの上に置いておいた。

問診票の見直しもしたし。

去年一か所書いてないところがあったから、慎重に。

 

 

今日は、今年の秋の唯一のぜいたく品、新しい靴下を履いていこう、って決めた。

クリボテラの靴下。

キヨブタで買った靴下。

濃いすみれ色とグレーの混ざったような色と、つま先とかかとの部分の美しいピンク。

これで、気分は上々。

検診は、よい気分で受けないとね。

 

カーキのユニクロパンツ履いて、濃いベージュの麻のコートにしよう。

先日編んだ、「素敵にハンドメイド」のマルティナさんのひねりスヌードをしていこう。

 

玄関に行く。

靴を選ぶ。

なんだか、急にブーツ気分。

手に取ったのは、カーキとベージュのブーツ。

おおっ。コートとパンツと、合ってるじゃん。

ブーツを履く。

なんとまあ、クリボテラの靴下は完全に隠れてしまった。

ま、いっか。

 

病院についた。

受付開始、10分前。

もう、15人くらいいた。

ちょうどよいか、このくらいが。

去年は早く来たから、いろいろな検査よりも先に胃カメラだった。

その順だと嫌だから、今年は少し遅めにしたんだもん。

 

受付をし、ロッカールームで検査着に着かえるように言われた。

棚の上の検査着を見ると、M,L,LLとある。

それがね、色別になってるの。

なんてデリカシーがないんだ。

どのサイズを着ているか、みんなにわかるようになっている。

女子の検査着、サイズ別に色分け、するなよっ!!

見栄をはって、Mにしてしまった。

サイズにかかわらず同じ色なら、迷わずLだけど。

パンツがゴムだから、穿けました。

こうして、どうでもいいところで見栄を張るから、疲れるんだな、私。

Мサイズは、ピンクだった。

着かえて足元を見て、うれしくなった。

わあい、靴下の先っぽ&かかとと検査着のピンクの色がぴったり。

再び、靴下で気分が上がる単純な私。

本と財布と鍵とティッシュとハンカチを、小さな手製の布バッグに入れて、

いざ、出陣。

 

身長を測る。

5ミリ、縮んだ。

今、腰が痛くてしっかり伸びないから、この結果でよしとする。

体重は、去年と同じ。

これも、よしとする。

(一昨年より2キロ増えていることには、目をつぶる)

腹囲も余裕で大丈夫。

 

血液を採る。無事通過。

私の腕の血管は太くて血を取りやすいので、看護師泣かせではないの。

 

聴力を測る。無事通過。

ということは、普段も聞こえているのに聞いていないってことか。

 

肺活量を測る。

とっても上手とほめていただいた。

小さなことでも、褒められれば、うれしい。

 

心電図をとる。

読んでいた本の内容を思い出して笑っちゃってたけど、大丈夫か?

波長、おかしくなってない?

 

内科検診。無事通過。

こんな簡単で、ちゃんと診たの?

 

胸部エックス線を撮る。無事通過。

 

眼底検査をする。

やり直しだった。

目が細くて、しっかり写せないらしい。

一生懸命見開いたのに、「違う角度からも撮りましょうね」と言われた。

去年まではそんなことなかった。

おそるおそる聞いてみる。

「年を取ると、目が開かなくなるとか?」

そうしたら、

「そうですね、そういう方もいらっしゃいますよ。

 でも、たぶん、二方向から撮ったから判定できると思いますよ。

 判定できなかったら、眼科で目薬さして撮る本格的な検査をしてくださいね」

ですって。

おお、そうか、年を取った証拠が、ここに出たかあ。

判定できないほどの、細目なのか私。

がっかり。

でも、それだけ目にゴミが入らないってことか。よし。

 

腹部超音波検査。

最初に塗るお薬を温めておいてくれるところがうれしい。

病院によっては、「少し冷っとしますよ~~」とか言いながら、冷たいゼリー状のものを塗るからね。

くすぐったいのを我慢して、無事通過。

 

血圧測定。

私にとっては、本日のメインである。

去年のようなことじゃ、ダメだろ~~。

一回目、測る。

あらら、165だって。

そりゃそうよ。座ったとたん、スイッチ入れるんだもん。

少し休んで呼吸を整えてから測るんじゃないのかな?

「高いから、あとでもう一度測りましょう」って言われた。

同じこと言われている人が何人もいる。

こんなに測り直しの人がいるって、どうなの?

もしかしたら、あの方の測り方にも、問題あるんじゃないかしら。

座ったね、腕を入れたね、はいっ。で、スイッチ。

そんなせっかちタイミングじゃ、駄目だよなあ。

 

しばらくしてから、血圧再測定。

今度は、148だった。

白衣血圧でこれなら、私的には、OK。

 

視力検査を待つ間に、血圧測定の人が、若いイケメン男子に変わった。

 

よかったあ、さっきの、せっかち女子に測ってもらって。

イケメン男子にあんなにていねいに測っていただいたら、かえって、上がっちまうわい。

ぶっちぎって、今年も180越えかも。

なあんてね。

 

視力検査。去年と同じ数値で、よし。

 

いよいよ、胃カメラ

鼻から胃カメラ

私、結構、得意。

鼻からだと、先生の問いかけに返事だってできちゃう。

 

今回も、先生が上手で私も上手だったので、苦も無くできた。

検査前の説明の人が、気分をほぐさせてくれる話し方で、とっても気楽になったのも、成功の一因。彼女のキャラ、病院で正当に評価されてるかしら。

話し方接し方で、検査への心の準備のできかたが、違ってくるもん、彼女みたいな人は、大事。

 

医「きれいな若い胃ですよ」

私「前に、十二指腸がなんとかって言われたから見てください」

医「いや、見たよ、きれいです、大丈夫です」

私「今日一番うれしい言葉です」

医「むかむかすることとかありますか?」

私「唐揚げ食べ過ぎたとき」

医「誰でもそうだよ~~」

と、鼻にチューブを突っ込んだままの会話。

検査中にこんなにおしゃべりな検査医師は、初めてだ。

食べ過ぎると胃液が出やすい体質だから、食べ過ぎないようにね。

という、ありがたいご注意を受けた。

多分、守れないけどね。

 

めでたく、検査終了。

 

検査の合間に読んだ本は、穂村弘さんの「絶叫委員会」

穂村さんの本は、何冊も読んでいる。

ファンなのだ。

情けない感じ、小心な感じ。
びくびく、どきどき生きている、自己肯定感の低さ。
そこが、好き。
まるで、自分を見ているみたいだから。
私の、「自分の訳の分からなさ」を言語化してくれている感じ。

そんなわけで、今回の、健診のお供は、穂村さんにしたわけ。
この本も、おもしろかったあ。

言葉に関する面白話集。

もう、笑いを我慢するのが大変なページもいっぱいあったし。

すいすいすらすら、自分の分身のような感覚の本だから、読みやすいこと。

健診読書で、169ページまで、読めました。

いい本で、皆様にもぜひ読んでいただきたい。

「いつもきれいにご利用いただきありがとうございます」

おかゆいところはございませんか」

「流し足りないところはございませんか」

なんて、日々、引っかかっていた言葉についての彼の意見、大賛成。

読みながら、共感したり、笑ったり、感謝したり。

 

穂村さんのおかげで、健診待ち時間は、素敵な時間になりました。

 

久しぶりの茶の間のおしゃべりだったので、長々と、失礼いたしました。

 

 

 

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チューリップ、とってもいいライブでした。

 

整骨院の先生と、整形外科の先生のおかげで、チューリップのライブに無事行ってこられました。

 

ライブに行きたい、腰を治してください。

このプチぎっくり腰を、どうにかしてください。

 

そんな私の無茶でわがままな願いを聞いて、

お二人の先生は、笑いながら治療し、無事に行ける腰にしてくださいました。

 

今は、また、疲れが出て、痛み止めはまだ飲んでいるし、毎日整骨院に行っていますが、とりあえず、先週末のライブには行けたのでした。

 

ありがとう、先生方。

 

チューリップ。

 

懐かしのグループです。

わが青春の思い出の曲満載のライブでした。

行く前は、

演者も客も老人だもん、座って聴けるでしょう、って思って出かけました。

なめてました。

おお、最初から立つのかあ~~~。

なんのために椅子があるんだろう?

 

年を感じさせない元気な歌声、演奏。

ちょっと音程はずれても、そんなの関係ないない。

名曲たっぷりのライブ。

途中15分休憩があるのが、おかしかったけど。

改めて、チューリップの曲って、いい曲だなあと感じ入りました。

 

思い起こせば、わたくしが、初めて買ったライブチケットが、チューリップのだった。

あのころは、ちけぴなんて、なかった(と思う)。

レコード屋さんで、買ったように思う。

 

そして、ライブ当日。

職場でアクシデントがあって、行けなくなっちゃった。

泣くに泣けない。お仕事だもん仕方ない。

代わりに行ってくれた後輩が、レコードにサインもらってきてくれたっけなあ。

あの人、いい人だったな。 

 

あれから、30年いや、40年近くたっている。

とうとう、本物のチューリップに会えました。

 

ふふっ、やっぱり、懐かしいあの曲で、涙出ちゃいました。

 

一緒に行った友人も、青春ど真ん中の曲だもんね~~~って、満足してくれたようでした。

 

ライブって、いいなあ。

音楽っていいなあ。

 


 

さて、今日も、腰をだましながら、ボランティアの家仕事しましょ。

 

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