福音館古典童話シリーズ 全25巻
1971年初版発行、私は、1987年発行のものを持っている。
小さいころから病弱で、1年近く臥せっていたときに、本好きになった。
当時は、そんなに本を買ってもらえなかった。
そりゃそうだ、病人抱えてうちの親は、大変だったの。
だから、同じ本を何回も読んだりしていた。
ニルスの不思議な旅、がいちばんのお気に入りだった。
父も本が好きな人なので、私が小学校高学年になったころには、文学全集を買ってくれた。
日本の文学なので、しぶいチョイス。
小学生には難しいのもあったよね。
でも、まあ、そこそこ楽しめた。
中学高校と小遣いで、文庫本を買えるようになると、自分で選んだ本を片っ端から読んでいたけれど、私の読書人生の中で、外国の童話、というジャンルの本に接する機会があまりなかった。
小学生の時に、あしながおじさん。三銃士。ああ無常。小公女。小公子などを読んだけれど、後で考えると、子供用の翻訳で、全訳?完訳?ではなかったようで。
おとなになってしまってから、
いつか、こういうお話を全訳で、ちゃんと読みたい。
そう思って30代半ばで、このシリーズ本を買ったのだった。
でも、仕事が忙しいのと、新刊本を読むので忙しいので、このシリーズは、買ったまま。
きれいな状態で、本棚の奥の陽の当たらない場所にひそかにしまったまま。
ほこりもつかず、陽に焼けず傷みがなくて、ほぼ新本、びっくりするほどきれいなの。
退職したら、時間があるから、じっくり読もう。
なんて思っていたのに、退職してから、5年以上過ぎちゃった。
この度、ついに、ついに、これらの本を読み始めようと思ったわけです。
本屋さんにも図書館にも、ふらふら行けないので、読むチャンスだと気が付いて。
約35年前の、25冊の本。
やっと日の目を見るなあと、本たちも思っていることでしょう。
飽きっぽいので、ここに宣言したら25冊読めるかなあと、思いまして、書きました。
最初の本は、「ふしぎの国のアリス」。生野幸吉訳です。
★ ★ ★ ★ ★ ★
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
お帰りに、応援のクリックをしていただけると、更新の励みになります。
にほんブログ村
※いただいたブックマークコメントへの返信は、コメント欄に書き込んでいます。