先日、台所の大掃除をした。
開かずの扉。
おそるおそる、開けてみた。
ぜ~~~~ったい、使わない、キャンプ用の食器。
私が中学生のとき学校で行った、「山の家」キャンプで使った代物。
いらんわ~~~これは。
「捨てられない病」の母も、このときは、即決、「捨てる」だった。
そうして、その奥には、緑色のしっかりした箱が、あった。
あれまあ、今度は、何かしら。
引っぱり出したら、未開封のブランデーだった。
ナポレオンだった。
輸入物だった。
だれの?
これは、亡くなった父のでしょう。
父が亡くなって、10年以上たってるので、
このお酒は、10年以上ここに寝ていたわけだ。
捨てちゃえ。
我が家は、二人とも、下戸だもん。
もったいなくない。
飲まないんですから。
飲めないんですから。
中身をシンクに流して、瓶を捨てる。
ぎゅうづめの食器棚なので、箱一つ分の隙間ができるのは、うれしい。
そうしようとしたとき、
「もしかしたら、お酒ってくさらない?」
「料理に使える?」
という声が、頭の中から聞こえてきた。
どうだろ~~~。
「じゃ、弟Aに聞いてみよう」
と、メールすることになった。
返事、速攻。
「捨てないで、俺にくれ」
あら、そうなんだ。
腐ってて、おなか壊しても、知らないからね~~~だ。
しかし、こんなに早い返信って。
昼休みくらいに返ってくるかと思っていた返信。
ちゃんと、仕事してるのかしらね。
我が愚弟の、仕事ぶりを心配する私であった。
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