スマホに電話がかかってきた。
私のスマホの番号は、知人にしか教えていない。
あと、病院関係には教えたっけ。
今日かかってきた電話は、知らない番号なので、いつも通り、無視した。
でも、メッセージを入れていてくれた。
「〇〇保険の〇〇です。担当が変わりましたのでご連絡させていただきました」
う~~ん、本物だろうか??
事業所からの固定電話なら本物かどうか調べられるのになあ。
携帯じゃ、確かめようがない。
メッセージ入れているということは、まあ、本物なんだろう。
いや、でも、以前担当者が代わったときには、お知らせの葉書がきたと思う。
今回は、葉書を受け取っていない。
彼は、本当に、保険屋さんなのだろうか????
もう一度、かかってきた。
考え中だったので、出なかった。
そして、またまたかかってきた。
メッセージもあったし、おそるおそる出てみた。
『クレヨンさんですか?』
「え~~と、あなたはどなたですか?」
『〇〇保険の〇〇です』
「はい、わかりました。〇〇保険さん。
先ほど電話をくださったかたですね。
大変申し訳ないのですが、物騒な世の中、あなたがほんとうに〇〇保険の方かどうか、どう判断すればよいのでしょうか」
『昨年末に、担当者が代わったのです』
「担当者が変わったという葉書も、今回いただいてないのですけど」
『まだ、出してないのかもしれません、部署が違うのでちょっとわからないのです』
「交代して一か月たっても、連絡葉書をいただけないのも、ちょっとどうかなと思うんですよね」
『すみません』
「いや、本気でまるまる疑っているわけじゃないけど、このご時世だし、家の者にも、いろいろ気を付けるよう言われているので、気を悪くしたらごめんなさいね」
『しばらく契約内容の説明をしていないので、今回したいのですけれど』
「失礼だけど、それもなんだかなあと思うのね。
もう、数年、そちらからは何の連絡もなかったので、放任保険会社だなと思っちゃっていたくらいなので」
『いや、そうですよね。しばらくご説明してないので、今回したいのです。
ご自宅に伺うのが不安なら、近くのファミレスとか喫茶店とかではいかがですか』
「ファミレスで、保険の相談? それってどうなんだろう。そうだ、お宅の事業所ってどこ?」
彼は、私が承知しているビルの名前を答えてくれた。
そこなら、私、行ったことあるから、やはり、本物らしいなって思った。
「あら、そこなら、家からすぐだから、私が行きます。家に来られるより会社のほうが、気が楽だから」
『ああ、じゃあ、そうしましょう。申し訳ないですがおいでください。そこに、僕がいなかったら、この電話は嘘だったってことに(笑い)』
「ほんとうに、いろいろ失礼なことを言ってしまって。用心深すぎたかもしれません。気を悪くしたでしょう、ごめんなさいね。
それで、持ち物は何かしら」
『証書ファイルをお持ちいただけるとありがたいです。古いのは交換できますし』
そんな訳で、私が証書を持ってあのビルの会社に行くことになりました。
久しぶりに、契約している保険の内容を説明してもらおうっと、と思いまして、出向くことにしました。
もう、新しくは、入らないぞ。と決心しています。
おばあちゃんだからって、甘く見るなよ~~~。
★★★★★★★
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