なんということでしょう。
それは、三日前の朝のことです。
洗濯機から洗濯物を出して、ハンガーにかけ、まとめて外の物干しざおにかけに行こうとしたときでした。
洗面所のドアを開け、バタンと閉めて、一歩踏み出した途端。
どてっと転がりましたよ、私。
何が起きたのでしょう。
そう、長いワンピースをハンガーにかけたものをもっていたので、それを踏んでしまって、廊下で滑って、どてっと転げたのでした。
ありゃあ~~~。
ついに来たか、家の中で転げるおばあちゃんになっちゃったのね。
びっくりです。
左足が右方向に滑り、
どてっと勢いよく左側に転げました。
左腕とおしりが、壁とドアと床にドタッ。
ドアが閉まっていてよかった。そこで止まったから。
腕とおしりを打っただけで、頭も腰も打たなかったのが幸い。
腕もおしりも、自前の肉がたくさんついているのも、幸い。
半日くらい打ったところがぼんやり痛かったけど、バンテリンを塗っておいたら、
今現在、なんでもないので、きっと体は大丈夫だったのだと思います。
初めて感謝しましたね、大きいお尻のお肉に。
しかし、気持ちは、しゅるしゅるしゅる~~っと。
転ぶなんて、家の中で、転ぶなんて。
私もそういう年になったんだなあと。
まだ、60代なのに。
世間では、ばりばり働いている方がたくさんいらっしゃるのに。
家で、「熱中症にならないようにするのが今の私のすべきこと」なんて言いながら、だらだらのほほんと生活をしているので、気持ちも注意力も、だめだめになっているんだなあと、反省しきり。
気持ちをしゃきっとして、少しは気を張って生活しなくちゃなあ、と思った出来事でした。
家の中で転ぶって、こんなに意気消沈するんだな。
なんか、「あなたは、もう、ダメになってきてるんですよ」って言われたみたい。
テレビを見ていて、俳優さんの名前が出てこないとき以上に、落ち込む。
買い物に行って、お味噌を買ってくるのを忘れたときより、落ち込む。
ご飯を炊くのを忘れたときより、落ち込む。
亡き母が、もうすぐ90歳になるころに廊下から落ちた時、私に内緒にしようとしたのは、こんな気持ちからだったのかなあ。
あのとき、「なんですぐ私に言わないの!!」って、怒ってごめんね。
★★★★★★★
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