母が亡くなり2年と少したちました。
同居していたので、居ながらにして「実家片付け・遺品整理」みたいなことをずっとずっとしているわけです。
部屋は、どうにか見えるところは片付きました。
押し入れと、荷物置き場と、外の物置と、本棚と、箪笥3竿は、まだまだですけど。
気持ちが疲れちゃってなかなか進みません。
片付けって、気力体力がいりますね。
姪っ子に迷惑かけたくないから私の代でどうにかしなくちゃと思ってはいるのですが、どうにも進みません。
見えるところが片付いて自分の今の生活は快適で不都合がないので、なかなか進まないのかもしれません。
今回のおしゃべりは、庭のお片付けについてです。
20年近く前に亡くなった父は、たくさんの植木を集めて世話をするのが趣味でした。
さつきが多かったです。
素焼きの鉢がたあ~~~くさん、ありました。
狭い庭に所狭しと並べて、剪定してきれいに咲かせていました。
見事に咲かせて、楽しい花の季節をなんども味わわせてくれました。
父が亡くなり、さつき仲間のみなさんやご近所さんや叔父たちに「いい花の鉢」はお譲りしました。
残った「その他のさつき」は、母がとりあえず水遣りぐらいしかできないけど、世話をしてきました。
いく鉢か枯れましたが、まだ残っています。
母は、山野草が好きだったので、父の亡き後、プランターや鉢が、庭に増えました。
ミニトマトや紫蘇などを育てたくて、庭や家の脇に、ブロックで囲いを作ってミニ菜園もしていました。
私は、モミジの下に、ブロックの囲いがあり、素焼きの鉢がたくさん棚に飾ってあるとっちらかった庭が、大嫌いでした。
母に何度も言いましたが、使わなくなったたくさんの素焼きの鉢さえ「いつか使う、まだ使える」と、処分させてもらえませんでした。
ですから、庭にはノータッチ。
水やりを仕方なくしていただけでした。
そして、母が亡くなり、庭を片付けることになりました。
たくさんの、使わない素焼きの鉢は、少しずつごみの日に出しました。
我が街は、素焼きの鉢を処分してくれるのです。
3か所にあったミニ菜園のブロックを集めて、とりあえず家の裏に積み重ねました。
植物が枯れてそのままにしてあったプランターは燃やすごみに出しました。
土は、土嚢袋に入れておきました。
ありあわせのもので作った秩序のない植木台をばらして、裏庭に。
新しく、楽天さんで植木台などを買いました。
組み立てて、並べて、やっと見苦しくなくなりました。
そして、不用品のほとんどを集められたので、いよいよ、その不用品の処分です。
ブロックが50個以上。
土嚢袋に土が5袋。
土管とかコンクリの板とか。
よくもまあ、こんなにたくさん、狭い庭にあったものです。
さて、これらは、わが街のごみ処分にはお願いできませんでした。
役所に相談しましたが、役所では対応できないとのこと。
持ち込んでもダメ。
産業廃棄物になるそうです。
産業廃棄物の処分を頼める業者さんを紹介してほしいとお願いしたら、それはできませんとのこと。
まあ、立場上、そうかもね。
ごみ関係の冊子に広告を出している業者さんに連絡するも、3軒断られました。
3軒目に電話したときに対応してくださった方が親切な方でした。
以前同じような問い合わせがあったときに紹介したら、処分してくれたところがあるからと、調べて連絡先を教えてくださいました。
そこ(A社)に、連絡して、見積もりを頼みました。
少々お待ちくださいとのことでした。
若いもんたちに、必ず相見積もりとりなさいよね、とか言われていました。
でも、電話で、もう一軒そんな業者さん、見つけられません。
以前ネットで調べて見つけておいた、よさげなところひとつ(B社)に、メールで見積もりを頼みました。
B社は、すぐに電話をしてきました。
「実際見ないとわからないけれど、そのくらいの量だと、最低12~15万かかります。もう少しかかるかもしれません」
とのことでした。
相見積もりとってるから、お願いするかどうかは、ちょっと待ってくださいね。
と、申しましたら、
「今日ちょうどそちら方面へ行くので、今日なら12万でやりましょう」
「ただし、返事は、一時間以内にしてください」
とのこと。
ありゃりゃあ、急な話です。
今日来るの?
今すぐ頼めば、15万が12万になるのね。
それって、お得なのかしら?お得ですよね。
なぜに、判断を急がせるのかしら。
頭が大混乱です。
10万超えるのかあ。
不用品の処分で10万越えかあ。
仕方ないか。
A社さんは、いくらっておっしゃるのかしら。
A社さんから連絡がきました。
ブロック一つ〇〇円で、それが50個で、〇〇円。
土管一つで、〇〇円で、・・・・
とひとつひとつ説明してくださいました。
「車代、積み込みを合わせて、5万です。」
おう、見積もりの出し方が、丁寧。
まるっとざっくりB社さん、ひとつひとつちゃんと料金設定しているA社さん。
しかし、しかし、片や12万、もう一方は5万。
なんなんでしょう、この違い。
こんなに料金違うなんて。
B社の12万は高いと思う。
でも、5万て、安くて、かえって怪しくないかしら。
A社、ちゃんとした業者さんかしら。
でもでも、A社を紹介してくれた会社は、地元でも信用あるところだしなあ。
B社。今日なら、とか、1時間以内に頼めば、とか、そういうのっていやな言い方じゃん。
迷っているうちに、B社から催促の電話がきました。
う~~ん、この、判断を急がせるのって、嫌な感じ。
いいや、A社にしよう。
B社さんは、お断りしました。
「安いところって、適当な業者が多いですから、おすすめしませんよ」と最後におっしゃっていました。
まあ、そうだろうな。
その後、A社さんが来てくれて、きれいさっぱり持って行ってくださいました。
鉢に植木が残っているのは、さすがに、持って行ってくれませんでしたけれど。
(私には持ち運べない大きな鉢に、枯れた木がどっしり残っている代物)
庭が片付きました。
うれしいです。
すごくすごく、うれしいです。
心のつかえがひとつ取れました。
そして、すっきりした庭にちょこっと新しく秋の花を植えたりして、広縁から庭を眺めて楽しんでいます。
がらくたがなくなってすっきりしたので、動線も確保できて、毎日の掃き掃除も楽になりました。
というか、楽しくお掃除できるようになりました。
それでも、心配性な私。
落ち着いてから、A社を調べてみました。
そこは、自分のところでブロックやコンクリを粉砕し再生するところまで行っている大きな会社でした。
自社で処分再生できるので、あのお値段だったのだなあと、ほっとしました。
どこかに捨てに行っちゃう適当な業者さんでなくてよかったよかった。
ながながと失礼いたしました。
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